ハミルトン、予選2番手「フェラーリの予想外の速さにうろたえた」:メルセデス F1シンガポールGP

 2019年F1シンガポールGPの土曜予選で、メルセデスのルイス・ハミルトンは2番手だった。FP3で2番手タイムを出したハミルトンは、予選Q1で2番手、Q2で3番手、Q3の1回目のランでは4番手に沈んだ。しかし最後のアタックで1分36秒408を記録し、フェラーリの2台に割って入り、フロントロウを確保した。

2019年F1第15戦シンガポールGP土曜 ルイス・ハミルトン(メルセデス)

■メルセデス-AMG・ペトロナス・モータースポーツ
ルイス・ハミルトン 予選=2番手
 今日、フェラーリがここまで速いなんて、皆予想していなかったと思う。彼らがマシンに改善を加え、それがうまく機能しているのは明らかだ。素晴らしい仕事をしたね。

 Q3最初のアタックを終えた段階で、僕らは劣勢だった。僕はガレージのなかで待機しながら「どうしよう、(暫定ポールのセバスチャン・ベッテルとの差は)1秒だ。どうやってあと1秒を探り出せばいいんだろう」と考えていた。

 そうはいっても、僕らにできることといえば、シートベルトを締めて、コースに出て、コーナーを走り抜けることだけだ。結局2回目のランで、自分のタイムを1秒ほど更新することができた。

 今日は全力を出し切った。それでもこれ以上のタイムは出せなかったんだ。とはいえフロントロウを確保できたことは本当にうれしいし、明日はフェラーリ勢と戦いたいと思っている。厳しい戦いになるだろうが、可能性がないわけではない。

(予選直後のインタビューで語り)フェラーリがこれだけの速さをどこから見つけてきたのか僕には分からない。彼らにチャレンジするために特別なラップを走る必要があった。ぎりぎりのラップで、何度かウォールをかすったと思う。このマシンが持つ力すべてを引き出した。決勝ではアグレッシブに戦うつもりだ。

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