鷹、逆転Vへ西武と1ゲーム差! なりふり構わぬ7投手リレーで1点差守り抜く

勝ち越しタイムリー3塁打を放ったソフトバンク・柳田悠岐【画像:パーソル パ・リーグTV】

7回からは高橋純、モイネロ、武田、森と次々に投入して逃げ切る

■ソフトバンク 6-5 オリックス(22日・京セラドーム)

 ソフトバンクが崖っぷちで踏み止まった。22日に敵地・京セラドームで行われたオリックス戦。同点で迎えた6回に柳田の適時三塁打で勝ち越しに成功すると、7投手のリレーでそのリードを辛くも守り抜いた。西武が楽天に敗れて2連敗を喫し、その差は1ゲームに再び縮まった。

 初回、明石が先頭打者本塁打を放ち先制。さらに、この日4番で起用された柳田が右前適時打を放ち、幸先よく2点を先行した。その直後に同点とされたが、6回には柳田が右中間を破る適時三塁打を放ち勝ち越し。さらに中村晃も適時打を放って1点を追加した。

 7回にはグラシアルが2ランを放ってリードを4点に広げた。あとは逃げ切るだけだったが、その裏、これまでチームを支えてきた救援陣が崩れた。4番手の高橋純が2つの四球を与えてマウンドを降りると、モイネロが宗、ロメロに適時打を浴びて1点差に迫られた。

 8回には右肘炎症で21日の先発を回避した武田を2連投で投入。2死三塁となると、守護神の森を送り込むなりふり構わぬ継投策で1点のリードを守り抜いた。反撃に遭いながらも、辛くも逃げ切り、西武との差を1ゲームとして逆転優勝への可能性を大きくさせた。

 オリックスは先発の山本が、自己ワーストタイとなる6失点を喫して7回途中で降板。打線は7回に3点を返して1点差まで迫ったが、2死満塁と一打逆転のチャンスでモヤが空振り三振。8回にも2死三塁と同点のチャンスを作ったが、宗が遊ゴロに倒れた。(Full-Count編集部)

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