カージナルスが2球で逆転 宿敵に3連勝でマジック5

【カージナルス9-8カブス】@リグリー・フィールド

カージナルスは、1点ビハインドで迎えた9回表にカブスのクローザー、クレイグ・キンブレルの初球をヤディアー・モリーナが捉え、9号ソロで8対8の同点に追い付くと、続くポール・デヨングも初球を叩き、28号ソロで勝ち越しに成功。わずか2球で試合をひっくり返し、9対8で宿敵・カブスを破った。カブスに3連勝して前カードからの連勝を4に伸ばしたカージナルスは、4年ぶりの地区優勝に向けてのマジックナンバーが「5」となり、8番手のジョン・ガントが今季11勝目(1敗)、9番手のカルロス・マルティネスが今季23セーブ目をマーク。一方、敗れたカブスは痛恨の5連敗でカージナルスとのゲーム差が6に広がり、7番手のキンブレルは今季4敗目(0勝)を喫した。

逆転に次ぐ逆転で、シーズン終盤に相応しいシーソーゲームとなった一戦は、剛腕・キンブレルに2球で2本のアーチを浴びせたカージナルスが9対8で勝利。地区2位のブリュワーズがパイレーツに大勝したため、2位との3ゲーム差は変わらなかったものの、2015年以来4年ぶりの地区優勝に向けて、また一歩前進した。ブリュワーズと並ぶ2位タイだったカブスと3ゲーム差で敵地リグリー・フィールドでの4連戦を迎えたが、3試合連続で1点差の接戦を制して宿敵に3連勝。一方のカブスは、ポストシーズン進出の可能性がまだ完全に消滅したわけではないが、地区優勝争いとワイルドカード争いの双方で2位につけるブリュワーズとのゲーム差は3に広がり、5年連続のポストシーズン進出は極めて難しい状況となっている。なお、日本時間9月23日の同カードではダルビッシュ有が先発するが、この試合でカージナルスが勝利すると、カージナルスの4年ぶりのポストシーズン進出が確定する。

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