ブリュワーズ大勝で3連勝 ポストシーズン進出に前進

【パイレーツ1-10ブリュワーズ】@ミラー・パーク

ブリュワーズは、1点を先行された直後の1回裏に2点を奪ってすぐさま逆転に成功し、試合中盤にも小刻みに追加点を奪ってパイレーツに10対1で大勝。地区優勝争いとワイルドカード争いの双方で3位につけるカブスが敗れたため、カブスとのゲーム差が3に広がり、ポストシーズン進出に向けて大きく前進した。4回3安打1失点(自責点0)で降板したザック・デービースのあとを受けて2番手として登板し、2イニングを1安打無失点に抑える好リリーフを見せたブレント・スーターが今季3勝目(0敗)をマーク。一方、敗れたパイレーツは、先発のジェームス・マーベルが4回途中6安打5失点と打ち込まれ、メジャーデビューから3連敗となった。

ブリュワーズのポストシーズン進出に向けてのマジックナンバーは「5」となった。打線の核として、今季もMVP級の活躍を見せていたクリスチャン・イェリッチを自打球による右膝蓋骨骨折により失い、ポストシーズン進出が絶望視されたブリュワーズだが、イェリッチ離脱後の12試合で10勝2敗の快進撃。直近16試合で14個の白星を積み上げ、カブスの失速もあって2年連続のポストシーズン進出が濃厚となっている。今日の試合では、4番に入っている新人のケストン・ヒウラが1回裏に逆転の18号2ランを放ち、リードオフマンを務めている新人のトレント・グリシャムも6号2ランを含む3安打3打点の大活躍。若手のみならず、ライアン・ブラウンが2安打2打点、ロレンゾ・ケインが3安打2打点とベテラン勢も存在感を発揮しており、文字通りの「全員野球」でイェリッチの穴を埋めるブリュワーズが、ポストシーズン進出に向けて快進撃を続けている。

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