台風17号 九州北部に最接近

22日午後9時の台風17号の位置と進路予想

 大型の台風17号は九州の北、対馬海峡を北上していて、朝にかけて山陰沖を進む見込みだ。西日本を中心に大雨や暴風に警戒が必要なほか、東日本でも風が強まり、月曜日午後以降は北日本でも大荒れの天気となる。

[西日本] 月曜朝にかけて大雨と暴風に警戒

23日(月)午前0時の雨と風の予想

 台風は九州北部にかなり接近していて、佐賀では40メートルを超える最大瞬間風速を記録した。引き続き朝にかけて暴風に警戒が必要で、予想される最大瞬間風速は、台風の中心に近い九州北部や中国地方で45メートル、そのほかの地域で35メートルとなっている。

 また、台風に向かって湿った空気が流れ込み続けているため、四国ではこのあとさらに24時間で最大200ミリの雨が予想されている。

[東日本] 強い南風に注意 北陸では35℃超えも

23日(月)午後3時の雨と風の予想

 暖かく湿った空気が流れ込むため、月曜朝にかけて局地的に激しい雨が降るおそれがある。また、月曜の日中から夜にかけては、台風に吹き込む南風が強まる。
 特に沿岸部では強く吹くおそれがあるため、台風15号の影響が残る千葉県では、慎重な行動が必要となる。

23日(月)の予想最高気温分布

また、真夏の蒸し暑さが戻り、フェーン現象が起きる北陸では35℃を超えるところがある見込みだ。

[北日本] 月曜午後から大荒れ 早めの備えを

23日(月)午後6時の雨と風の予想

 台風は、北日本へ近づく前に温帯低気圧となるが、勢力はそれほど弱まらないため、月曜の午後から火曜朝にかけて大荒れとなる。最大瞬間風速は35メートルと予想されているため、暴風への備えが必要だ。

 雨量も多くなるおそれがあり、北海道では24時間に最大180ミリの予想となっている。

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