パドレスがグリーン監督を解任 2007年には日本ハムでプレイ

日本時間9月22日、パドレスは2016年から4シーズンにわたってチームの指揮を執ってきたアンディ・グリーン監督(元日本ハム)を解任したことを発表した。グリーンの下で大規模なチーム再建を進めてきたパドレスだが、A.J.プレラーGMは今季後半戦のチームの大失速を目にして、グリーンが今後のチーム作りに適切な人材ではないと判断したようだ。なお、今季の残り試合はベンチコーチのロッド・バラハスが暫定監督としてチームを率いることになっている。

プレラーは、球団が発表した公式文書のなかで「彼の4年間にわたるチームへの尽力に対して感謝したい。今回の決断は本当に難しいものだったが、サンディエゴの街に優勝をもたらすために、チームを次のステップに進める必要があると感じた。我々はただちに次の監督を探し始める予定だ」とのコメントを発表。グリーンへの感謝、今回の決断の意図、そして今後の予定を明らかにした。

グリーンが率いたパドレスは、4年間で274勝366敗と大きく負け越し。最初の3シーズンは大方の予想通り下位に低迷し、地区最下位、地区4位、地区最下位に終わった。しかし、有望株を多数抱えたチームにマニー・マチャドを加えた今季は、チームを次なるステップへと進めることを期待され、前半戦は勝率.500をマークするなど、予想以上の大健闘。ところが、後半戦は24勝40敗と大失速を喫し、グリーンはパドレスとの契約を2年残して監督の座を追われることになった。

今後、パドレスは新監督探しを進めることになるが、暫定監督を務めるバラハスのほか、チームの特別補佐を務めているモイゼス・アルー、現カブス監督のジョー・マドンらの名前が新監督候補として浮上している。今季大活躍を見せたフェルナンド・タティスJr.を筆頭に多数の若手有望株を抱え、ここ2年でエリック・ホズマーとマチャドをチームに加えるなど、徐々に戦力は整いつつあるだけに、新監督探しはチームの命運を大きく左右することになるだろう。

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