「やりきった感動ある」 コスプレダンスグループ「ノナレア」がラストライブ 動画配信やサブカルイベント出演 5年の活動に幕

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ラストライブで「ラブライブ!」の楽曲をコスプレ姿で踊る「ノナレア」のメンバー=大村市本町のプラザおおむら

 長崎県内のコスプレーヤー7人でつくるグループ「ノナレア」。漫画やゲーム、アニメなどで若者らの人気を集める「ラブライブ!」の楽曲を登場キャラクターの衣装を身に着けて踊り、ネットの動画配信や県内のサブカルイベントで披露してきた。しかし、メンバーの事情でやむなく解散することになり、15日、大村市本町のプラザおおむらでラストライブを開催。約5年の活動に幕を下ろした。
 「ノナレア」は2014年、県内のサブカルイベントで知り合った「ラブライブ!」のファン9人で結成。全員が20代のコスプレーヤーで、作品に登場するアイドルグループ「ミューズ」のキャラクターに扮(ふん)するだけでは物足りず、楽曲のダンスをコピーして踊る活動を始めた。リーダーのはるひさんは「最初は楽しく運動する手段として始めたが、だんだん本物そっくりの振り付けで踊るのに夢中になった」と振り返る。
 メンバーは毎月3回程度長崎市や大村市内で合同練習。ダンスの動画を撮影し、これまで8曲を動画サイトで配信。はるひさんは「閲覧数が増えるとやりがいを感じ、動きがきれいに見えるように踊りのフォーメーションなどを工夫した」と言う。動画だけではなく、生のパフォーマンスを見てもらおうとアニソンイベントなどにも出演。レパートリーは10曲を超え、衣装も曲ごとに買いそろえ、活動は本格化していった。
 しかし、メンバーの仕事や家庭の事情などで合同練習が難しくなり、グループは7人に減った。そのため約1年前に解散を決め、今回のラストライブに向けて準備を進めてきた。本番の数日前に長崎市内で行った合同練習ではメンバー全員が参加。最終的な振り付けなどを確認した。メンバーのヤナギさんは「キャラになりきってみんなで踊るのが楽しい。『ラブライブ!』が夢をくれた」と話した。
 15日に開いたライブでは、約2時間にわたり17曲を披露。約50人の観客がダンスに合わせてケミカルライト「サイリウム」を振り、会場一体でパフォーマンスを楽しんだ。
 ライブ後、長崎市内から来た会社員の女性(29)は「踊りが個性的でよかった。活動を継続してほしかった」と感想。はるひさんは「緊張したが練習の成果は出せた。20代の今しかできないことをやりきった感動がある」と笑顔を見せた。