期限まであと10日…佐々木&奥川だけじゃない、志望届未提出のドラフト候補は?

大船渡・佐々木朗希(左)と星稜・奥川恭伸【写真:荒川祐史、沢井史】

佐々木、奥川だけじゃなく西や及川らもまだ未提出

 10月17日に都内のホテルで行われる「プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD」。このドラフト会議で指名されるには、高校生、大学生は「プロ野球志望届」を提出しなければならない。日本高野連、全日本大学野球連盟はそれぞれ2019年度の「プロ野球志望届」の提出者を公示しており、ここまで高校生89人、大学生56人が届を提出した。

 高校生では8月末から9月頭にかけて行われた「第29回 WBSC U-18ベースボールワールドカップ」に出場した侍ジャパンU-18高校代表の津田学園・前佑囲斗投手、興南・宮城大弥投手、八戸学院光星・武岡龍世内野手、東邦・石川昂弥内野手、花咲徳栄・韮澤雄也内野手の5人が提出。他にも今夏の甲子園を制した履正社・井上広大外野手や常総学院のスラッガー菊田拡和外野手らも既に志望届を提出した。

 大学生ではドラフト1位候補の明大・森下暢仁投手や日体大の吉田大喜投手、東北福祉大の津森宥紀投手、慶大の郡司裕也捕手、東洋大の佐藤都志也捕手、東海大の海野隆司捕手、法大の宇草孔基外野手などが志望届を提出している。

 志望届の提出は10月3日までとなっており、期間は残り2週間弱。それでは、まだ志望届が提出されていない有力な選手たちを見ていこう。

 まず、今ドラフトで最大の目玉とされる最速163キロ右腕の大船渡・佐々木朗希投手、そして甲子園準Vで最速154キロを誇る星稜・奥川恭伸投手の2人が未提出。まだ希望進路を表明していないものの、プロを志望するものと見られている。

 侍ジャパンメンバーでは有明・浅田将汰投手、創志学園・西純矢投手、星稜・山瀬慎之助捕手、桐蔭学園・森敬斗内野手、東海大相模・遠藤成内野手らもまだ志望届を提出していない。一方で習志野・飯塚脩人投手や智弁和歌山・池田陽佑投手、東邦の熊田任洋内野手、智弁学園の坂下翔馬内野手らは進学を希望していると見られ、志望届は提出しない可能性が高い。

 侍ジャパンメンバー以外での有力選手に目を向けると、横浜・及川雅貴投手や霞ヶ浦・鈴木寛人投手、菰野・岡林勇希投手、智弁和歌山の東妻純平捕手、履正社・桃谷惟吹外野手らも未提出となっている。大学生では既に多くの有力選手が志望届を提出。近大の村西良太投手、東海大の原田泰成投手などがまだ未提出ながら、上位指名の有力な候補はほぼ提出を終えたと言えるだろう。

 高校生は大学進学、社会人といった選択肢があり、大学生も社会人を選ぶ選手もいるだろう。志望届の締め切りまで、あと10日ほど。今後、どの選手が届を提出するか、注目だ。(Full-Count編集部)

© 株式会社Creative2