筋肉美でフィジーク全国V 諫早の森山さん、世界大会へ

トレーニングに励む森山さん=諫早市宇都町、BURN

 長崎県諫早市山川町の会社員、森山健三さん(41)が、1日に大阪府で開かれた「オールジャパン・フィットネス選手権大会」(日本ボディビル・フィットネス連盟主催)の男子フィジーク競技(40歳以上、172センチ超級)で初優勝した。11月にスロバキアで開かれる世界大会に日本代表として出場する。
 フィジークは筋肉量を競うボディービルと異なり、バランスの良い筋肉美を審査する競技。選手は広い肩幅に細いウエストの「Vシェイプ」と呼ばれる逆三角形の体に仕上げ、髪形や表情、全体的な雰囲気も審査対象となる。
 森山さんは長工醤油味噌協同組合大村工場に勤務。子どものころから漫画・アニメ「北斗の拳」に登場する筋骨隆々の登場人物などに憧れ、成人後はトレーニングジムで鍛えていた。
 仲間に誘われ、2016年夏から本格的に競技を開始。同年に軽い気持ちで初出場した地方大会で「周りに比べ肌が白く、絞り切れていない」と感じ「体を鍛え上げよう」と奮起した。
 主に地元のジムでトレーニングし、2時間1セットで週に約18時間鍛える。運動の負荷からポージングの指先の角度まで試行錯誤しながら研究している。
 森山さんは「世界レベルになるには今より厳しい食事制限やトレーニングが必要。自分に何が足りないか学びたい」と晴れの舞台を心待ちにしている。

ポーズを決める森山さん=大阪市淀川区、メルパルク大阪ホール(森山さん提供)

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