【ラグビーワールドカップ2019 応援連載『SCRUM』#16】ラグビーワールドカップ 応援団長・舘ひろし

【ラグビーワールドカップ2019 応援連載『SCRUM』#16】ラグビーワールドカップ 応援団長・舘ひろし

ワールドカップに向けラグビーの魅力を伝える連載。今回は、1日4試合観戦することもある!? 芸能界を代表する“ラグビーフリーク”のベテラン俳優に日本代表の状態や、ワールドカップの見どころをうかがいました！

2号連続で登場。今回も教えてくれたのは ラグビーワールドカップ 応援団長・舘ひろしさん。

Q：舘さんから見たラグビーワールドカップの見どころは？

── 普段ラグビーを観戦される時はどのように見ていますか？

「家で録画している試合を見ることが多いですが、僕もラグビーをやっていたので、自分のポジション（バックス）を中心に見ますね。だからバックスが関わらない、例えばスクラムの時なんか、早送りしちゃう時もあります（笑）。スクラムからボールが出てからが僕の見どころ（笑）。だって海外の試合も含めて、とにかくいっぱい試合を見たいですから。多い時なんか、スーパーラグビーが4試合でしょう？ それにシックス・ネイションズ、あとフランスのラグビー、それとゴルフとF1もあるから、忙しいんですよ（笑）」

── 効率よく、たくさん見たいですよね。

「そうそう。そんな中でも、いいプレーがあると、おぉー！って盛り上がって、巻き戻して何度も見るんですね。そして、この選手は誰だろう？ということでチェックすると、彼が僕の注目選手になる。誰よりも早く、『あの選手がいいぞ』って言えるのがちょっとうれしいというか」

── Twitterでも豊富な知識を発信され、注目している人も多いと思います。

「ええ。でもちょっと玄人っぽすぎるかなと思って反省してるんです（笑）。やり出すと、もっともっと書きたくなっちゃうんだけど、あんまりやると、『お前の職業はなんだ？ ラグビー解説者か？』って言われちゃう（笑）」

── では少し抑えめにやってらっしゃるんですか？

「そうなんです（笑）」

── 現在（※取材は8月末）、日本チームは前哨戦でも連勝するなど、すごく調子が良いですよね。どういう状態だと見ていますか？

「日本のラグビーはもともとフィットネスに問題があって、エディ・ジョーンズ（前大会の監督）がかなり強化したんですけど、今はそれ以上ですね。ジェイミー・ジョセフ監督も一生懸命やってきたと思います。それでも海外チームに比べると、まだまだ、と思う部分もありますけどね。やっぱりフィットネスが弱いと、あと一歩届かなかったり抜かれてしまったりしますから。でも技術的にも、すごく細かいパス回しをするようになってきて、上がってきていますよ」

── ワールドカップでの展望は？

「日本と同じプールAだと、アイルランドが、去年はシックス・ネイションズでグランドスラム（全勝優勝）だったのに今年は全然ダメだし、スコットランドも前回のワールドカップのヒーローたちがちょっと劣化してきているし…。特にスコットランドは中3日で日本と対戦するので、チャンスは結構あるかもしれないですね」

── ベスト8を目標に掲げていますが、期待できますか？

「もちろん！ 期待していいと思います」

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取材・文／四戸咲子 撮影／中越春樹