ツインズの大砲・クルーズ 今季40号で通算400本塁打を達成

日本時間9月23日、ツインズのネルソン・クルーズが本拠地ターゲット・フィールドで行われたロイヤルズ戦で4回裏に40号ソロを放ち、史上57人目となる通算400本塁打を達成した。クルーズの活躍もあり、ツインズはロイヤルズに12対8で勝利。9年ぶりの地区優勝に向けてのマジックナンバーは「3」となった。

現在39歳のクルーズはドミニカ共和国出身だが、同国出身の選手による通算400本塁打達成はアルバート・プーホルス(エンゼルス)、サミー・ソーサ(元カブスなど)、マニー・ラミレス(元レッドソックスなど)、デービッド・オルティス(元レッドソックスなど)、エイドリアン・ベルトレイ(元レンジャーズなど)、ブラディミール・ゲレーロ(元エクスポズなど)、エドウィン・エンカーナシオン(ヤンキース)、アルフォンゾ・ソリアーノ(元ヤンキースなど)に続いて史上9人目。また、39歳以上でのシーズン40本塁打達成はバリー・ボンズ(元ジャイアンツなど)とハンク・アーロン(元ブレーブスなど)に続いて史上3人目の快挙となった。

クルーズはオリオールズ時代の2014年、マリナーズ時代の2015年と2016年にも40本以上の本塁打を放っているが、シーズン40本塁打以上を4度以上記録した選手はクルーズが史上26人目。さらに、ツインズの選手がシーズン40本塁打以上を記録するのはハーモン・キルブリュー(通算8度)とブライアン・ドージャー(現ナショナルズ、2016年に42本塁打)に続いて史上3人目の快挙である。

今季のクルーズは若手選手が多いツインズにおいて、主砲としての働きのみならず精神的支柱としての役割を担っており、そのなかで打率.303、40本塁打、105打点、OPS1.018という素晴らしい成績を残してチームの快進撃を支えている。打率.303とOPS1.018はともに規定打席以上のシーズンでは自己ベストの数字であり、39歳にして進化を続ける大砲はポストシーズンでも他球団の大きな脅威となりそうだ。

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