カージナルスが4連戦スイープ ポストシーズン進出決定

【カージナルス3-2カブス】@リグリー・フィールド

カージナルスがまたしても試合終盤に勝負強さを発揮し、4年ぶりのポストシーズン進出を決めた。カブス先発のダルビッシュ有の前に8回まで1得点に封じられ、1点ビハインドで9回表を迎えたカージナルスは、三塁打で出塁したホゼ・マルティネスがデクスター・ファウラーの犠牲フライで生還して同点。さらにヒットで出塁したトミー・エドマンが二盗を決め、ポール・ゴールドシュミットのタイムリー二塁打で決勝のホームを踏んだ。敵地リグリー・フィールドでの宿敵・カブスとの4連戦を見事スイープしたカージナルスは、ワイルドカード以上が決定し、地区優勝に向けてのマジックナンバーが「4」に。一方、4試合連続1点差負けのカブスは、連敗が6に伸び、地区優勝の可能性が完全に消滅するとともに、ワイルドカード圏内まで4ゲーム差という極めて厳しい状況に追い込まれた。

カージナルスのマイルズ・マイコラス、カブスのダルビッシュによる投げ合いとなった一戦は、初回にヤディアー・モリーナの捕逸でカブスが先制。3回表にポール・デヨングの29号ソロでカージナルスが同点に追い付くも、6回裏にニコラス・カステヤーノスの27号ソロでカブスが勝ち越しに成功した。8回途中8安打2失点(自責点1)の好投を見せたマイコラスに対し、ダルビッシュも8回まで被安打4、奪三振12、無四球、失点1という素晴らしいピッチングを見せていたが、今季初完投を目指した9回表に2点を奪われ、カージナルスに逆転を許したところで降板。チームを窮地から救う1勝を挙げることはできなかった。

カージナルスは、2番手のタイラー・ウェブが今季2勝目(1敗)、3番手のアンドリュー・ミラーが今季6セーブ目をマーク。一方のカブスは、ダルビッシュが今季8敗目(6勝)を喫し、本拠地リグリー・フィールドでカージナルスに4連戦をスイープされるのは、1921年5月以来97年ぶりの屈辱となった。

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