西武M2で連覇へ前進、鷹食い下がる ロッテ福浦引退試合飾る…23日のパ・リーグは?

自身の引退試合に臨んだロッテ・福浦和也【写真:荒川祐史】

4位ロッテが勝ち、3位楽天が負けたため、その差は0.5ゲーム差に

 パ・リーグは23日、各地で3試合が行われ、西武、ソフトバンク、ロッテがそれぞれ勝利した。西武のマジックは1つ減って「2」となり、早ければ、きょう24日にも2年連続のパ・リーグ優勝が決まる。

 西武は敵地・楽天生命パークで楽天と対戦し、5-3で勝利した。4回1死満塁で山川が中前へ2点適時打を放ち先制に成功。6回まで2安打無失点に封じていた先発の本田が7回、ブラッシュに33号2ランを浴びて同点とされたが、8回に3連続四球で2死満塁のチャンスを作ると、代打メヒアがブセニッツから左中間へ走者一掃の適時二塁打を放ち、これが決勝打になった。楽天は先発の岸、3番手のブセニッツがいずれも四球で招いたピンチで失点し、4位ロッテとの差は0.5ゲームになった。

 ソフトバンクは敵地京セラドームでオリックスと対戦し、8-0で完勝した。初回に今宮の適時打、デスパイネの35号2ランで幸先良く3点を先行すると、2回には甲斐のスクイズ、3回にはデスパイネの犠飛で着実に加点。先発の高橋礼は初の中4日での先発だったが、7回2安打無失点の好投で12勝目をマークした。オリックスは先発のアルバースが3回途中5失点でノックアウト。打線もわずか5安打に終わった。

 ロッテは本拠地ZOZOマリンスタジアムで行われた日本ハム戦に6-1で快勝。福浦和也内野手の引退試合を白星で飾った。初回に鈴木、井上、清田の3本の適時打で3点を先制すると、2回にも井上が適時打を放ってリードを広げた。先発の石川は7回6安打1失点の好投で8勝目。最後は一塁に回った福浦が平沼のライナーをダイビングキャッチで掴む超美技でゲームセットの瞬間を迎えた。ロッテは楽天に0.5ゲーム差に接近。日本ハムは先発の堀、2番手の西村が崩れた。

→1 西武 141試合79勝61敗1分 M2
→2 ソフトバンク 140試合76勝60敗4分 1.0
→3 楽天 141試合69勝68敗4分 7.5
→4 ロッテ 142試合69勝69敗4分 0.5
→5 日本ハム 140試合63勝72敗5分 4.5
→6 オリックス 138試合59勝73敗6分 2.5(Full-Count編集部)

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