400年の節目に姉妹都市提携へ 浅野氏の縁で新宮市と三原市

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 和歌山県新宮市は24日、広島県三原市と姉妹都市提携を結ぶと発表した。両市は、江戸初期に新宮城主を務めた浅野忠吉が三原に移ったことが縁で交流を重ねている。移ってから400年の節目に当たる今年、提携を結ぶことにした。市議会9月定例会に姉妹都市提携のための議案を提案する。

 新宮市によると、紀伊国新宮2万8千石を治めていた忠吉は1619年、主君・浅野長晟の紀州藩から広島藩への転封に伴い、随行する形で三原城の城主となった。転封にあたっては三輪崎の熊野水軍水主(かこ)衆が水先案内人を務め、その一部は三原にとどまり、熊野神社(現・籠恕神社)を建立したとされる。

 歴史的なつながりから、両市では親善使節団などを派遣したり、西日本豪雨災害(2018年)の際には新宮から給水車を送ったりしており「友好と親善を深めていく絆の証し」として、姉妹都市提携を結ぶことになった。

 今後、定例会最終日の26日に議案を提案し、可決されれば、11月10日に調印式を開く予定。教育や観光、民間、防災などの面でさらに交流を図っていくという。