江戸時代に活躍した尾形光琳と酒井抱一による「風神雷神図・夏秋草図屏風[びょうぶ]」の複製品の展示が21日、多良木町の青蓮寺阿弥陀堂で始まった。町教育委員会主催。24日まで。
屏風は、表側に俵屋宗達の代表作「風神雷神図」を光琳が模写した作品が描かれ、裏側には風神雷神図と呼応するかのように、雷雨に打たれる夏草と風に吹かれる秋草が表現されている。高さ約1.7メートル、幅3.7メートル。
東京国立博物館に所蔵されている原本は保存の観点から現在は別々の屏風に仕立てられているが、複製品は表裏一体の様子を楽しむことができる。
拝観料200円が必要。25日~10月27日は同町埋蔵文化財等センター「古代の風 黒の蔵」で無料展示される。同センターは月曜定休。(園田琢磨)
熊本日日新聞 2019年9月22日掲載