カージナルス4本塁打で勝利 地区優勝へマジック3

【カージナルス9-7ダイヤモンドバックス】@チェイス・フィールド

ダイヤモンドバックスからカージナルスに加入したポール・ゴールドシュミットが移籍後初めてダイヤモンドバックスの本拠地チェイス・フィールドを訪れた一戦は、3回表にゴールドシュミットが32号2ランを放つなど、4本のアーチなどで9点を奪ったカージナルスが勝利。ダイヤモンドバックスとの点の取り合いを制し、4年ぶりの地区優勝に向けてのマジックナンバーを「3」とした。カージナルス先発のアダム・ウェインライトは、5回8安打5失点と本調子ではなかったものの、打線の援護に助けられて今季14勝目(9敗)をマーク。5番手のカルロス・マルティネスには今季24セーブ目が記録された。一方、敗れたダイヤモンドバックスは、先発のアレックス・ヤングが5回7安打6失点で今季5敗目(7勝)。4番手の平野佳寿は、ハリソン・ベイダーに11号ソロを浴び、1回1安打1失点だった(防御率4.94)。

試合はゴールドシュミットの「凱旋」を歓迎する温かいムードで始まり、初回にトミー・エドマンの11号ソロなどでカージナルスが2点を先制。1点差に迫られた直後の3回表にはゴールドシュミットが32号2ランを放ち、リードを3点に広げた。クリスチャン・ウォーカーの27号ソロで2点差に迫られた直後の5回表には、ヤディアー・モリーナが10号2ランを放ち、6対5と1点リードで迎えた8回表には、ベイダーが貴重な追加点となる11号ソロ。9回表にはモリーナの犠牲フライなどでさらに2点を追加し、その裏のダイヤモンドバックスの反撃をニック・アーメッドの19号ソロなどによる2点にとどめて9対7で逃げ切った。

敵地リグリー・フィールドでのカブス4連戦をスイープするなど、ここにきて勢いに乗っているカージナルスは、これで6連勝。2位ブリュワーズとのゲーム差を3.5に広げて地区優勝に向けてのマジックナンバーは「3」となり、最短で日本時間9月26日に2015年以来4年ぶりの地区優勝が決定する。

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