山里亮太、指原莉乃や中島健人に刺激された特番「驚キュレーション」の収録を振り返り「みんなガチでした」

山里亮太、指原莉乃や中島健人に刺激された特番「驚キュレーション」の収録を振り返り「みんなガチでした」

敏感なアンテナを持つ芸能人や有名人が、さまざまなジャンルのプロからまだ誰にも話していない“おいしいネタ”を聞き出し、スタジオでプレゼンする9月28日放送の単発バラエティー番組「驚キュレーション!! イイコト聞いたんだけど…聞く?」(MBS/TBS)。麒麟・川島明さん、Sexy Zone・中島健人さん、森口瑤子さん、現役大学生でありながら広告クリエーティブディレクターとしても活躍する辻愛沙子さんが、それぞれ取材を通して「面白い!」と感じたネタをスタジオで披露します。

番組のMCを務めるのは、南海キャンディーズ・山里亮太さん。山里さんというと、現在のテレビのレギュラー数は11本、さらに10月スタートの新番組「先生、、、どこにいるんですか?~会って、どうしても感謝の言葉を伝えたい。~」(テレビ東京系)でもユースケ・サンタマリアさん、相方のしずちゃんこと山崎静代さんと共にMCを務め、レギュラー数は12本に。そんな“超売れっ子”な自身の状況に対して「結婚バブルですね。ちゃんと自覚しております。ありがたいです」とコメントを残したばかり。

テレビ番組の収録時には「事前準備の徹底と収録後の一人反省会を欠かさない」と短編妄想小説集「あのコの夢を見たんです。」(東京ニュース通信社)の出版時のインタビューで明かしていた山里さん。このたび本番組の収録後に話を伺い、感想をお聞きしました。

■JKに“バズり方”を指導され…!?

川島さんや中島さんらと同様、MCという立場でありながら自身もロケ取材を行った山里さん。「女子高生の流行」を聞き出すため、雑誌「Popteen」(角川春樹事務所)のモデルを直撃すると「タピオカブームはとっくに終わっている」「自撮りに最適な場所は、○○」といった彼女たちにとっては“当然”の情報のほか、友人との関係性における感覚の違いなど、とにかく衝撃的な話ばかりだったそう。

「事前に女子高生の流行について勉強して臨んだんですけど、その勉強が役に立たないくらいさらに先を行っていました。事前準備は役に立たなかったですね。その場で聞いた『今起きていること』は刺激的で、僕たちは旧世代の人間なんだなって思い知らされました。特に、人間関係の作り方、仲間との集まり方については、正直まだ受け入れ切れていない部分がありますね…」と本音を明かします。

さらに「彼女たちは、テレビに出ている芸能人の何がいいか、何が悪いかっていう価値判断に対して、明確な理由を持っているんです。今は『TikTok(ティックトック)』で『この人のまねをしたら映える』という点を重要視しながら探すんですって。ただ漫才が面白い、トークが面白いとかではなく、『もしバズりたいなら、そういうところからやった方がいいよ』とアドバイスをいただきました」と謙虚な姿勢を見せた後、「僕もまだどこにも出してないんですけど、TikTokの動画に挑戦しています」と、大真面目な口ぶりで取材陣の笑いを誘います。

また、ロケに行くにあたり具体的にはどのような事前準備をしたかを聞くと「ギャル雑誌を読みました。買うのは抵抗があったので、立ち読みなんですけどね。ただ、店員さんの目が冷たかったですね…。一番恥ずかしかったのは、その姿をリスナーに見られたこと。近々ラジオに投稿されるんじゃないかって怖さはあります」と、セルフ目撃情報を。

■さっしーを大絶賛「聞くスタンスの最高峰」

自身のレギュラーラジオ番組「水曜JUNK 山里亮太の不毛な議論」(TBSラジオ)ではテレビ番組の収録でのエピソードを語ることも多く、本番組の収録を終えた日の深夜、9月18日の生放送では「あざとくて何が悪いの」という9月27日に放送されるテレビ朝日の特番の収録で目の当たりにした、田中みな実さんと弘中綾香さんのすさまじいやりとりについて声を震わせながら語り、リスナーを凍りつかせました。

ほかにも「スッキリ」(日本テレビ系)で加藤浩次さんから受けた素晴らしいアシストを報告するなど、共演者に対するリスペクトをラジオやインタビューで日常的に明かしている山里さん。今回ナンバーワンのプレゼンを決める審査員として登場する指原莉乃さんとは何年も前から親交がありますが、この日も「さすがですよ!!」と声を大に。

「一番すてきだったところは、あるゲストの方に対して『ネガティブなことを言ってください』という意を表したカンペがさっしーに出されたんです。おそらくあの場にいた誰もが、ちらっと見て『なかなかなことだな』と思ったと思うんですけど、さっしーはそれとは真逆の言葉で、でも番組の趣旨を変えないコメントを、しかも間髪入れずにポンって出したんです。この人がバラエティーでずっと走り続けるのは、こういうところなんだなって思いましたね」と声を弾ませ、大絶賛。

以前もインタビューで「ああいう才能を持った人が出てくるのは恐ろしい」「才能のある人なんか誰も出てこなきゃいいのに」と、危機感を口にしながらも指原さんに脱帽している様子を見せていましたが、今回も「誰もが気持ち良くなる合いの手なんです。会話をするうえで、『知らないから教えて』っていう言い方が上手な人って人から好かれるし、大事じゃないですか。さっしーの聞くスタンスって、それの最高峰だと思うんです。聞くに徹するって一番難しいと思うんですけど、(今日のポジションは)さっしー以外に誰もできないなって思いました」と感服。

■ケンティーの絵になるプレゼンが刺激に「みんなガチでした」

さらに2本の取材を通して得た情報を元に、華麗なプレゼンを披露した中島さんについても言及。「ケンティーが素晴らしいプレゼンで! ジャニーズの先輩のエピソードも入れてくれたり、絵になるプレゼンでした」とほれぼれし、「今回、ある程度の想定の台本が決まっていたんですけど、みんなそれぞれが人のプレゼンを見て『何か味付けしないと』とか『もっとこれが欲しいな』って欲が出てきたように感じました。それによって事前の打ち合わせでは出なかった情報が出て、本来スタッフさんが思い描いていた以上の内容になったと思います。みんなガチでしたね」と、真剣さがぶつかったことで相乗効果を生んだ手応えを感じた様子。その証拠に「喉がしゃがれる感じ」とも。

番組では、中島さんがテレビを支える情報収集のプロ・リサーチャーの喜多あおいさんを訪ね“ググり方”の秘訣を学び、おいしい飲食店を見つけるコツをプレゼンするほか、森口さんが料理研究家の土井善晴さんから聞いた“悔しい”料理をプレゼンするなど、誰かに話したくなる旬の情報が満載。「イイコト」を新しい角度で知ることができる「驚キュレーション!! イイコト聞いたんだけど…聞く?」は、9月28日の午後2時から放送です。

【番組情報】


「驚キュレーション!! イイコト聞いたんだけど…聞く?」
TBS系
9月28日 午後2:00~3:24

取材・文/宮下毬菜(TBS/MBS担当)

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