市立中の教頭が死亡 台風後の安全確認中に屋上から転落か

 台風15号が通過した直後の9日朝に平塚市内の市立中学校敷地内で、同校の50代男性教頭が心肺停止状態で倒れているのを発見され、搬送先の病院で死亡が確認されていたことが24日、分かった。平塚署は校舎屋上から転落した可能性が高いとみて、詳しい原因を調べている。

 市教育委員会や署によると、発見されたのは9日午前7時半ごろ。台風通過に伴い、市教委の指示を受け、教頭を含め教職員らが生徒の登校時間前に、校舎や敷地内の安全確認作業を行っていた。死因は内臓損傷で、3階建て校舎の屋上で安全確認中に何らかの理由で転落したとみられる。同市内では当時、大雨、暴風警報などが発表されていた。

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