連覇の要因は「精神力と肉体的な強さ」「意地を見せた」西武・辻監督、試合後の一問一答

優勝監督インタビューに応じた西武・辻監督【写真:安藤かなみ】

9回はマウンドへ「最後は増田しかいないと。この1イニング優勝投手として楽しみなさいと」

■西武 12-4 ロッテ(24日・ZOZOマリン)

 西武が24日、2年連続23度目のリーグ優勝を決めた。優勝マジックを「2」として迎えた24日のロッテ戦(ZOZOマリン)に12-4で勝利。2位ソフトバンクが楽天に敗れていたため、西武が王者に立った。試合後、歓喜の輪が出来上がり、辻発彦監督は選手たちの手で10回、千葉の夜空に舞った。

 試合後、辻監督の優勝インタビューは以下の通り。

――リーグ連覇おめでとうございます。
「ありがとうございます」

――率直にどんな思いですか?
「今年始まって連覇という大きな目標に向かって選手たちと出発して、中盤苦しかったんですけど、本当に選手たちの夏場からの頑張りは、私たちがびっくりするくらい頑張ってくれたと思います」

――胴上げされ、抱き合いました。
「ピッチャーもいろいろ言われながら、増田、平井が中心になって頑張ってくれた。野手はレギュラーの選手たちが長期離脱することなく、1シーズン戦った精神力と肉体的な強さが2連覇に繋がったと思います」

――9回マウンドに行きました。
「昨年は敗れての胴上げだった。今年は勝利して胴上げできるということは、最後は増田しかいないと。マウンドにいって、今年初めて上がりましたけど、この1イニング優勝投手として楽しみなさいと送り出しました」

――夏場まで苦しかった。
「私は何もしてません。私が就任してこの3年、夏場になると選手はものすごい力を発揮してくれます。言わなくても、少しずつゲーム差が縮まると行ける行けると、最後まで諦めずに戦ってくれました」

――成長点は。
「全てだと思います、相手の結果見ながら終わらないなと思って見ていたんですけど。終わった瞬間に、今日勝てば優勝だ、と。終盤、非常に大切な試合で今井、松本航であったり若い選手が素晴らしいピッチングをした。成長に繋がっていると思います」

――去年の優勝メンバーから大きく顔ぶれが変わった。
「正直、今年はしんどい戦いになると思っていた。選手の心の中では主力抜けても俺たちは勝てるんだという意地を見せてくれたと思います」

――次のCSに向けて。
「ここまで来ることできたので、さらにチーム1つにして勝ち抜いて、日本シリーズに行けるように全員で頑張ります」(Full-Count編集部)

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