ロサンゼルスのマリファナのおはなし Vol.29 ハイになる食べ物、エディブル その2

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ロサンゼルスではベープと並ぶ人気のエディブルは、どんな効能をもたらすのでしょうか?

エディブルのハイは、マリファナ、ベープを吸った時のハイとは別物、と言っていいと思います。体の中から効いて、頭の先からつま先まで、五感すべてがハイになるので体感がすごいです。体全体に大麻の成分を受け取るカナビノイド受容体があるからなんですね!

 

視覚が鮮やかになって、聴覚が敏感になるのでコンサートや音楽フェス、映画、ミュージカルなどエンターテイメントを楽しむ時は間違いなくエディブルをおすすめします。太陽や風などが普段よりも気持ちよく感じるので、自然と触れ合う時のエディブルも最高です。普段の数倍感動すること間違いなし!マリファナ愛好家たちが自然と触れ合うのを好むってそこからきているんですね。エディブルのハイはごはんも美味しく感じて、地球に感謝したくなる。そしてセックスの感度がバツグンに良くなります。おまけに本当によく眠れるんです。

 

<エディブルで失敗しないコツ>

まず、絶対に少ない量から始めましょう!

前回記載したようにエディブルは摂取してから時間が経たないと効果が現れず、さらには一度摂取してしまうと後戻りすることができないので、摂取するTHCの量を調節することが大切になってきます。

THC 5-10mgを摂取して1時間は様子を見てから、少しずつ量を増やして自分に合った適量を見つけましょう!空腹時にエディブルを摂取すると効きが早くてハイは激しめ。お腹に何か入っている状態だと効きが緩やかでハイも穏やかめですが、これも摂取する量や人それぞれの新陳代謝によってきます。

エディブルは口の中で溶かして摂取すると効きが早くなり、薬の舌下摂取と同じで舌の血管に直接浸透させ口腔内の粘膜より吸収するため、即効性があります。さらにマンゴーはミルセンというマリファナによく含まれるテルペンを豊富に含んでいるため、エディブルと摂取すると効きが早くまわり、効き目も強く感じます。

©Weekly LALALA 塩キャラメルとダークチョコレートでアーモンドをコーティングしたエディブル、一粒THC 6.25mg

エディブルチョコと他のエディブルを比べると、エディブルチョコの効き目のほうがインディカ寄りでボディハイが強め、少し眠くなるような感覚になります。他の人に意見を聞いても同じ答えでした。

余談ですが、今まで本当に3人ほど、いくらエディブルを食べても効かない、という人に出会った話を聞いたことがあります。2名はガチガチのジムトレーナー、もう1人はかなりのヘビーなタバコスモーカーだったとのことでした。また、ハイの時はお水をきちんと飲むことも大切ですよ!

 

<CBD入りエディブルでバランスを整える>

THCとCBDのいいところを組み合わせたエディブルもとても人気で、これは「ハイになりすぎたくないけれどCBDの効能が欲しい」という人におすすめ!

©Weekly LALALA Kanha TreatsのCBD:THCが4:1のグミ。ディスペンサリーで大体$20前後です

人気なのはCBD:THCの比率が4:1もしくは1:1のもの。4:1のものはほとんどTHCのハイを感じませんので、頭はシャープですが肩の力が抜けるようにリラックスでき、頭痛がある時や生理痛などに最適。1: 1のものはまったりとリラックスする寝る前の摂取などがおすすめです。

 

<たくさんあるエディブルの種類!>

手軽に持ち運べて食べやすいグミやミンツの他に、美味しくてついつい食べすぎてしまうブラウニーやアーモンドチョコレート、最近では砂糖など余計なものを摂取したくない人向けにピルも登場し、ますますエディブルファンを沸かせています。

 

特に即効性もありお酒の代用にもなるTHCドリンクは最近かなり注目されていて種類も増えてきています。アメリカ全体のアルコールの売り上げが落ちてきているのは、体に害の少ないマリファナにシフトしている人が多いからともいわれています。

未知の世界のように感じていたエディブル、少し身近に感じて頂けましたか?

 

次回は9/18・19にSanta Rosaで開催のカリフォルニア最大級のマリファナの展示会「Hall Of Flower」をBlue Dreamzがレポートします!

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■カンナビスライフスタイルアドバイザー

Blue Dreamz

茨城県出身、ロサンゼルス在住10年目。2010年に語学留学目的でロサンゼルスに渡米後、メルローズ沿いの洋服屋でマネージャーとして勤務する。独自のセンスを生かし、セレクトシューズブランドADORE Los Angelesを立ち上げ順調に売り上げを伸ばすが、兄の死をきっかけに目的を見失う。人間活動に専念しようと生きていく中で医療大麻というものを知り、LAローカルたちの大麻に対する価値観の違いに衝撃を受ける。自身も医療大麻に助けられたという経験から、LAのマリファナシーンに身を投じるべくLAダウンタウンにあるカンナビスディスペンサリーで働き始め、マネジャーを務めるという経歴を持つ。

「日本人は小さい頃から大麻は人生をダメにするドラッグだと教えられる中、世界各国では医療用、そして嗜好用大麻が続々と解禁になっているのはギャップがありすぎるなと思いませんか?大麻にはメリットがあります。大麻によって精神的にも肉体的にも助けられた人をたくさん見ました。大麻先進国ロサンゼルスの事情をお届けし、大麻に偏見がある人の意識を少しでも変えていけることができればと思います」

インスタグラム @bluedreamz

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