PEラインとリーダーのバランスを考えよう
現代の釣りシーンでは必須とも言えるPEライン。そんなPEラインと切っても切れない関係にあるのが、ショックリーダーです。
しかし、PEとリーダーのバランスを“なんとなく”考えてしまっている方も多いのではないでしょうか。
単純にPEとリーダーの強度を揃えるだけが、全てではありません。
そこで今回は、PEとリーダーのバランスについて考えていきましょう。
PEの強度≒リーダーの強度
PEライン0.8号にリーダー3号といった、PEとリーダーの強度を揃えたセッティングです。
もっとも基本的な組み合わせといえ、結束強度が高く、ラインの強度をフルに活かすことができます。
デメリットは、ノットが甘かったり、PEにダメージがあったりすると、根掛かりを切る際にPEから高切れすることが多いことです。
PEの強度>リーダーの強度
PEライン0.8号にリーダー2号といった、リーダーよりもPEが強いバランスです。
メリットは、根掛かりした際にリーダーとルアーの結び目で切れることが多く、リーダーを再結束する手間がいらないこと。
デメリットは、PEラインの強度をフルに活かしきれない点で、魚とのファイトはリーダーの強度内で行う必要があります。
引きがそんなに強くない魚や、根掛かりが多い釣りで使われます。用いられる代表的な釣りは、エギングなどです。
PEの強度<リーダーの強度
PEライン0.8号にリーダー5号といった、PEよりもリーダーが強いバランスです。メリットは、リーダーの太さによる擦れへの強さ。
デメリットは、根掛かりした際にPEが切れるため、リーダーを再結束する手間が生じることです。
それゆえに、根掛かりのリスクが低く、歯の鋭い魚を狙うような釣りにおすすめ。用いられる代表的な釣りは、タチウオジギングなどです。
TPOに合わせたバランスが大事!
PEとリーダーのバランスというと少々難しく聞こえるかもしれませんが、メリットとデメリットを整理すれば、自ずと適当なバランスが見つかるはずです。
魚種・釣り方・釣り場に合わせて、バランスのいいラインシステムを考えてみてくださいね。
撮影:TSURI HACK編集部