きれいで不思議、赤いベニザケ 千歳水族館、婚姻色の5匹展示

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真っ赤な婚姻色に染まったベニザケ

 【千歳】サケのふるさと千歳水族館(市花園2)で、真っ赤な婚姻色に染まった繁殖期のベニザケの展示が始まり、来館者を魅了している。

 展示しているのは体長50~60センチのオス5匹。赤い色素が含まれたエビやカニなどを食べているため、銀色の魚体は頭部を除いて赤くなる。家族で訪れた静岡県浜松市の小学2年鈴木楓さん(7)は「真っ赤できれい。顔だけ赤くなくて不思議」と話した。

 ベニザケは本来、北方領土を除き道内では遡上(そじょう)しないが、水産研究・教育機構北海道区水産研究所(札幌)が回帰率を高める技術開発などを目的に道内3河川で試験放流している。水族館は長期飼育の研究のため同研究所の許可を得て、苫小牧市内の河川で数年前に放流され、今年に入って繁殖のため遡上してきた4年魚とみられる個体を捕獲し、展示している。

 10月いっぱいはきれいな色を楽しめるといい、展示は寿命を迎える年内で終わる見通し。市蘭越の見学施設「千歳さけますの森 さけます情報館」でも見学できる。(池田大地)