【MLB】大谷翔平、左膝手術も来季の二刀流復活へ自信「高いレベルで」 ギブス付け術後初肉声

本拠地アスレチックス戦前に会見したエンゼルス・大谷翔平【写真:編集部】

打者一本の今季は106試合に出場し打率.286、18本塁打、62打点、12盗塁「悔しいの一言」

 13日(日本時間14日)に左膝の分裂膝蓋骨の手術を行ったエンゼルス・大谷翔平投手は24日(同25日)、本拠地のアスレチックス戦前に会見。万全の状態で来季に臨むために早めに手術の決断をしたことを明かし、来季の二刀流復活へ「楽しみです」と意欲を燃やした。

 大谷は先天性の「分裂膝蓋骨」の処置のため13日(同14日)にロサンゼルス市内の病院で左膝の手術を受けた。全治8~12週間の予定。この日はギブスをつけて会見場に現れ、「そこそこ走れてましたし、例えば今回やらなかったとしても来年もある程度はできるんじゃないかなという感じだったとは思います。ただ、そこに満足することなく高いレベルでやりたいなという気持ちはあるので、そのための手術かなと思います」と話した。

 今後、医師の許可が出れば腕を動かすなどリハビリを開始。術後10週間をメドにブルペンでの投球練習を再開する予定となっている。これまでにエプラーGMは「今のところ不安はない。二刀流でやっていくことには変わりない」と、左膝の手術を行っても起用法が変わらないことを明かしていた。

 18年10月1日(同2日)に右肘のトミー・ジョン手術を受けた大谷は今年5月7日(同8日)の敵地・タイガース戦で実戦復帰。6月13日(同14日)の敵地・レイズ戦では日本人初のサイクル安打を達成した。今季は106試合に出場し、打率.286、18本塁打、62打点、12盗塁。右肘のリハビリを並行して行ったシーズンについて、「悔しいなという一言かなと思いますね。成績もそうですし、プレーしている感覚とかもあまり調子上がらないなという期間が長かったので、やっぱりそこが一番もどかしかったかなと思います」と振り返った。(小谷真弥 / Masaya Kotani)

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