御嶽海優勝 やっぱり出たガチ勢の「不謹慎だ!」論 フィリピン出身の母・マルガリータさんとの喜びの投げキッス

日本の文化も大事だけれど、関取の国の文化も同じように大事では?(画像はイメージです)

22日、大相撲・秋場所で2度目の優勝を飾った関脇・御嶽海関。優勝決定戦で貴景勝関との関脇対決を制し、昨年名古屋場所以来、自身2度目の優勝を成し遂げました。

優勝インタビューでは『最高です』『やればできるんだなって思いました』『ありがとうございま~す!』と砕けた調子で話すなど、場内の笑いを誘う様子も見受けられました。

そんな中で、国技館に駆け付け御嶽海関の雄姿を見届けていたというフィリピン出身の母・マルガリータさんは、優勝インタビュー中の息子に向けて3度の投げキスで祝福。それに対して御嶽海関も母に向かって投げキスを返し、『いや、ありがとうございます』と少し照れ笑いを浮かべていました。

この一連の様子をAbemaTVの中継で見届けた元横綱・若乃花の花田虎上氏は『優勝インタビューも可愛らしいですね。時代が変わりましたね。「お母さん」って言ってこう(投げキス)できるんですから』と笑顔で振り返り、ゲスト出演していた高須クリニック院長・高須克弥氏も「投げキスをお相撲さんがやるの、初めて見ました」と笑っていました。

こうした一連の御嶽海関と母・マルガリータさんのやりとりに、ネット上では、

「ホンマに可愛らしい」
「親子ともにのびのびといい関係で過ごせて本当に素敵だなと思いました」
「息子に投げキッスいっぱいするようなあの親子関係は憧れる」

と、「ほっこりした」といった意見が寄せられる一方で、相撲ファンからは、

「一応さ、神様に提げる心技なんだから礼儀を重んじようよ。相撲界でやってはいけない決まり事もあるはず。日本の相撲界でやるなら、まず礼儀を知ってから相撲をして欲しいです」
「御嶽海関の天真爛漫振りは可愛いいけど、時と場合をわきまえて」
「文化の違いといえば片付くというものでもないと思います。国技なんですから」
「この力士には相撲道とかの作法がないのか…チャラいと感じていたがやはり不意の行動に出ますね」
「投げキッスは不謹慎です。親子共々。家なら何も言いませんが。協会が指導注意厳罰の処分して欲しいですね。国技、神事ですから」

と厳しい声も上がっています。

時にその天真爛漫ぶりが「礼儀がない」「チャラい」といった印象を与えてしまうようですが、今後の御嶽海関の活躍にも期待したいところです。(文◎絹田たぬき)

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