〔熱中症〕9月16日から9月22日の7日間で523人搬送、搬送者数は先週より大幅減

総務省消防庁は25日、熱中症による救急搬送状況(速報値)を公表しました。
9月16日から9月22日の7日間における全国の救急搬送者数は523人で、前週(4243人)に比べて3720人減少し、前年同期(724人)と比べて201人減少しました。
傷病の程度別では、初診時において死亡が確認された人は2人で、前週(4人)と比べて2人減少。また、3週間以上の入院加療を必要とする重症者は5人で、前週(68人)に比べて63人減少しました。
年齢別では、満65歳以上の高齢者が271人で、全体の51.8%を占めています。
発生場所別では、住居が201人と最も多く、全体の38.4%を占めています。
また、都道府県別では、愛知県が45人と全国で最も多く、次いで東京都が40人、大阪府が33人となっています。

気温や室内の温度が高い状況下では、体内の水分や塩分のバランスが崩れ、体温の調節機能が働かなくなることによって、体温の上昇・めまい・立ちくらみ・体のだるさ・頭痛・吐き気などの症状を呈し、重症化すると、けいれんや意識の異常など、様々な障害を引き起こします。こまめな水分・塩分の補給、扇風機やエアコンの利用などにより、熱中症の予防に努めましょう。

■熱中症による全国の救急搬送状況(2019/9/16~9/22・速報値)
・救急搬送者数:523人
※前週比3720人減、前年同期比201人減

<日別>
・9/16(月):154人
・9/17(火):162人
・9/18(水):59人
・9/19(木):53人
・9/20(金):36人
・9/21(土):23人
・9/22(日):36人

<傷病の程度別> ※初診時の状況
・死亡 :2人
・重症 :5人
・中等症:172人
・軽症 :341人
・その他:3人

<年齢別>
・18歳未満:86人
・18~65歳:166人
・65歳以上:271人

<発生場所別>
・住居(屋内外を含む):201人
・工事現場や工場などの仕事場:51人
・農・畜・水産作業の仕事場(田畑・海など):22人
・教育機関:48人
・屋内(飲食店・病院・劇場など):39人
・屋外(競技場・屋外駐車場など):63人
・道路:65人
・その他:34人

<都道府県別> ※上位5都道府県まで
・愛知県 :45人
・東京都 :40人
・大阪府 :33人
・埼玉県 :32人
・鹿児島県:32人

◆総務省消防庁|熱中症情報
http://www.fdma.go.jp/neuter/topics/fieldList9_2.html
※総務省消防庁は、上記Webサイトに熱中症の予防啓発コンテンツを設置し、熱中症の予防を呼び掛けています。

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