アストロズ・コールがまたも奪三振ショー 球団新316奪三振

【アストロズ3-0マリナーズ】@T-モバイル・パーク

アストロズ先発のゲリット・コールが、7回101球を投げて被安打2、奪三振14、無四球、無失点という素晴らしいピッチングを披露し、チームを完封勝利に導いた。この試合で奪った14個の三振を加え、今季316奪三振となったコールは、1979年にJ.R.リチャードがマークしたシーズン313奪三振の球団記録を40年ぶりに更新。また、8試合連続2ケタ奪三振は、1999年のペドロ・マルティネス、2015年と2017年のクリス・セールに並ぶメジャータイ記録となった。さらに、1920年以降ではランディ・ジョンソン(4度)、ノーラン・ライアン(2度)、サンディ・コーファックスに続いて4人目となる「シーズン20度の2ケタ奪三振」も達成。3対0でマリナーズを破ったアストロズは、コールが今季19勝目(5敗)、3番手のロベルト・オスーナが今季37セーブ目をマークし、マリナーズ2番手のトミー・ミローンが今季10敗目(4勝)を喫した。

アストロズは、4回表にアレックス・ブレグマンの40号ソロで先制。アストロズの選手によるシーズン40本塁打はジェフ・バグウェル(3度)、ランス・バークマン(2度)、リチャード・ヒダルゴに続いて4人目の快挙であり、また、チーム全体としては20試合連続本塁打となり、球団記録を更新した。1点リードで迎えた7回表には、アレドミス・ディアスのタイムリー二塁打などで2点を追加し、コールからライアン・プレスリー、オスーナと繋ぐ必勝リレーで逃げ切り。なお、今季103勝目をマークしたアストロズは、メジャー最高勝率争いでヤンキースに1.5ゲーム差、ドジャースに2ゲーム差をつけており、ポストシーズン全体を通してのホームフィールド・アドバンテージを手にする可能性が高まっている。

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