針金の端を気にしない者が恋を制す。かわいい女のアピール手法

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9月20日に配信されたバチェラー3の4話は、前回の考察で触れた3代目バチェラー・友永真也さんの相手選びの価値観がより色濃く出るものとなりました。

■「2on1デート」で金子さんが落とされた理由

今まで同じタイプとしか付き合ってこなかったというバチェラー。「結婚までは至らなかったので、今回は別のタイプと出会うことを期待している」と1話で述べていましたが、好みはそのままに希望条件に合った相手選びをしているのが明確。

特に「自分で歩いていける強い女性」、「本音で話し合える嘘のない関係」。これを一番重要視しているように見受けられました。

それが表れていたのが、金髪DJ中川さんと、フランス育ちのシンガー金子さんの2on1(2対1)デートです。

どちらかひとりが落とされてしまう無情なこのデートですが、そこで5メートルの崖から海に飛び込む勇気を試したバチェラー。

泳ぐのが苦手にもかかわらず「やります!」と即答で潔く飛び込んだ中川さんとは対照的に、恐怖からどうしても踏み切れなかった金子さん。

その後の2ショットでも、金子さんは「あなたが望むなら神戸でもフランスでもどこへでも行く」という献身的なアピールをしたものの、それが逆に主体性のなさや彼の一歩うしろを歩くタイプであるとみなされて、先述の条件から外れてしまいました。

一方、中川さんは見た目の奇抜さとは裏腹に、素直で嘘がなく、本心で話す計算なしの飾らない性格が伝わってきて、嘘のないありのままの関係を築きたいバチェラーが軍配を上げたものと思います。

フラれるというのはその人がダメな人間だからではなく、あくまで好みや条件が合わなかっただけ。恋愛は相手の好みを瞬時に読み解き、それにいかに合致しているかを自然に演出していくのが肝なのだと改めて実感させられる場面でした。

■股間に負けず脳で考えたバチェラーに拍手

そして、男性はなかなか見抜けない「あざとい女」。女性はすぐわかるのになぜ男性はわからないの?とやきもきしがちですが、これも厳しく見抜いている今回のバチェラー。

3話のお色気マッサージで脱落してしまった加賀美さんに対しては、1話の初対面の瞬間にバチェラーの胸元を触ったあと抱きつくというスキンシップに「うまいですね」と冷静に切り返し警戒していましたが、4話ではバツイチ子持ち・田尻さんへも容赦なく対応していました。

腰に手を回して体を密着させたり、満面の笑みでかわいくうしろから抱きついたりと、どんどんスキンシップを増やし、やりすぎなほどに色じかけを繰り出しまくっていた田尻さん。かわいい女の魅せ方を熟知しており、男性をこの手法で毎回落としていたんだろうことがうかがえる手練れっぷり。

普通の男性ならこれで簡単に落ちそうですが、バチェラーは「ほかの男にもやりそう。浮気しそう」とバッサリ。

筆者の自論ではありますが、男性は脳と股間で考えて女性を見ている傾向があるため、こういう場面では特に脳が働かず、股間での思考比率が大半を占めて陥落しがちです。

しかし股間で考えさせる技を熟知したあざとい女を見抜いて、ぶった切るその姿は痛快でした。シーズン1、2のバチェラーは、あざとい手法にでれでれしがちな一面もありましたが、股間に負けない今シーズンのバチェラーに拍手を贈りたいです。

「嘘のない関係」という点でも彼女は問題があり、元彼と別れた理由を聞かれ、ひと呼吸置いて答えを取り繕おうとしたことを見抜かれ詰められていました。

おまけに、元彼と5年付き合っていたという具体的な話もよくありませんでした。女性は男性の元カノのことを聞きたがりますが、男性はデリケートなので昔の男の話を嫌がる人が多いです。バチェラー・シーズン1でもフードコーディネーターの柏原さんが元彼の話をして、一気にバチェラーのテンションが下がり、その回で落とされていました。

また、田尻さんはかわいいけれど色じかけしか技がなく、中身があまりないことが露呈してきたためバチェラーの好みから外れ、近く落ちることが予想されます。

それとは対照的に、今回の女性の中で強くて美しい女性として一番に挙げられる元ミス・ユニバースの野原さんはバチェラーの好みど真ん中で、おそらく今まで付き合ってきた女性に近いタイプのため、初回から変わらず魅力を感じているのでしょう。

ライバルであるはずの金子さんを本気で応援したり、別れを悲しんだりする姿など、性格のよさも見えてきて、ますます魅力が増すばかりです。

■針金の端を気にしないピュアさが、本能的な愛を生む?

一方、今回2ショットデートに誘われたIT企業勤務の濱崎さん。こちらは野原さんとは真逆のかわいくて小動物のような、庇護欲を刺激する女性です。

デートでは、結婚指輪に見立てて針金で作った2つの輪っかをサプライズプレゼントしていました。

筆者のような擦れたババアは、針金の端っこが指に刺さりそうだけど大丈夫かいな、と下世話な思いから躊躇してしまいますが、若く擦れていないピュアさが彼女の強さ。真っ直ぐな愛情でリングを贈る姿にバチェラーは心を打たれていました。

現実的に針金の切り口を気にして贈るのをためらうか、ただの針金に指輪を夢見て純粋な気持ちをぶつけるのか。針金の端から分岐するかわいい女とそうでない女の思考の分かれ目を見せつけられる場面となりました。

彼女はバチェラーの望む“強い女性”には当てはまりませんが、友永さんが条件関係なしに本能的に愛情を感じているように見えました。今回の大本命のひとりなのでは。

■それぞれの本性が見えてきた4話

ラストで落とされた、一方的に好きという気持ちだけをアピールした看護師の城田さんや、母が病気だから花嫁姿を見せたいと訴えていたOLの岩城さん。

彼女たちは、ほかの女性と比較しても内面のアピールが足りずキャラも薄く(編集でほとんど切られてしまっているからかもしれませんが)、バチェラーに与えられるものもないため、落とされてしまったように思いました。

控えめに思われたぶどう農家の岩間さんは気の強さが垣間見えたりと、一人ひとりのキャラが少しずつ見えはじめてきた4話。

次回はさらに各自のキャラクターがむき出しになり、荒れてくれることに期待です。

(やまとなでし子)

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