JR大村線 早岐―竹松 27日中に運転再開見通し 台風17号で被害

線路下の土砂が流出した現場(JR九州提供)

 台風17号による被害で運転見合わせが続いているJR大村線早岐-竹松間について、JR九州の青柳俊彦社長は25日の定例会見で、27日中に運転を再開する見通しを明らかにした。
 青柳社長は「24時間態勢で復旧作業を進めている。27日の運転再開を目指す」と話した。運転再開の時間は復旧作業の進み具合で判断する。
 大村線は川棚-彼杵間で線路沿いの護岸が崩落し、約10メートルにわたって線路下の土砂が流出。22日から運転を見合わせている。24日に復旧作業に着手し、同日から早岐-竹松間で代行バスを運行しているが、25日はバスが確保できず取りやめた。26日は運行する。
 このほか、九州新幹線長崎ルートの未着工区間を巡る長崎、佐賀両県、国、JR九州の4者協議について、青柳社長は「4者が納得ずくで進めていくのがいいと思っている」との考えを示した。

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