グレインキーがノーヒッター逃すも快投で今季18勝目

【アストロズ3-0マリナーズ】@T-モバイル・パーク

アストロズは、先発のザック・グレインキーがマリナーズ打線を9回裏一死までノーヒットに封じる見事なピッチングを披露。9回裏一死からオースティン・ノラとティム・ロープスの連打を浴びたところで降板となり、快挙達成はならなかったが、安定感抜群のピッチングで今季18勝目(5敗)をマークした。3点リードの9回裏一死一・二塁のピンチで登板した2番手のウィル・ハリスは、シェッド・ロングを空振り三振、J.P.クロフォードをファーストライナーに打ち取って今季3セーブ目をマーク。一方、マリナーズ先発の菊池雄星は、初回に2点を失ったあとは立ち直り、6回6安打2失点の好投を見せたものの、打線の援護がなく今季11敗目(6勝)を喫した。

初回にアレックス・ブレグマンとヨルダン・アルバレスの連続タイムリー二塁打で2点を先制したアストロズは、9回表にカイル・タッカーの3号ソロで1点を追加。この3点をグレインキーとハリスによる完封リレーで守り抜き、両リーグ最多となる今季104勝目を挙げた。6回裏一死までパーフェクト投球を続けていたグレインキーは、6回裏一死からディー・ゴードンに四球を与えたものの、次打者ロープスをピッチャーライナーの併殺に仕留め、9回裏一死まで最少打者数のノーヒット投球を展開。9回裏一死からノラに初安打を許し、ノーヒッター達成は逃したが、「最強の先発3番手」であることを改めて印象付ける見事なパフォーマンスだった。

ジャスティン・バーランダー、ゲリット・コール、グレインキーが形成する先発三本柱は、ポストシーズンでもアストロズの強力な武器となりそうだ。

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