MotoGP:5戦を残して自己最多300ポイントに達したマルケス。タイトル獲得に王手かける

 レプソル・ホンダ・チームのマルク・マルケスが、第14戦アラゴンGPで2019年シーズン8勝目を記録。ランキング2番手のアンドレア・ドヴィツィオーゾに対するポイント差を98ポイントとし、次戦第15戦タイGPでのタイトル獲得に王手をかけた。

 マルケスはMotoGPクラスにステップアップした2013年以降の6シーズンで、2015年を除いて、5回タイトルを獲得している。その内、2013年と2017年は最終戦バレンシアGPで、2014年、2016年、2018年は日本GPでタイトルを決定している。

 アラゴンGPで優勝したマルケスは、獲得ポイント数を300ポイントとした。アラゴンGPは2013年以降、14戦目として定着している。だだし、2018年はタイGPが加わって年間19戦となり、アラゴンGPは第15戦となった。

 だが、2018年は第12戦イギリスGPの決勝レースが路面コンディションの問題で中止となったため、アラゴンGPは実質13戦目となり、2018年にマルケスがタイトルに王手をかけたのは実質14戦目となる第15戦タイGPだった。

第14戦アラゴンGPで勝利したマルク・マルケス(レプソル・ホンダ・チーム)

 マルケスが例年、14戦目までに何ポイントを獲得していたかを見ると、ルーキーイヤーの2013年が278ポイント、開幕10連続ポール・トゥ・ウインを飾った2014年が292ポイント、唯一タイトルを逃した2015年が184ポイント、2016年が248ポイント、2017年が224ポイント、そして、2018年が実質14戦目のタイGPで271ポイントというデータとなる。今年のアラゴンGP時点で大台の300ポイントに乗せ、14戦目終了時点の獲得ポイント数としては自己最多となる。

 2019年シーズンはアラゴンGPまでに通算8勝を記録、第3戦アメリカズGPの転倒リタイアを除いたすべてのレースで表彰台に立ち、優勝できなかったレースをすべて2位で終えているマルケス。2018年初開催のタイGPでは優勝しており、2019年も次戦でMotoGPクラス通算7回目となるタイトルを確定させる可能性は非常に高い。

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