甲子園通算5度の優勝を誇る高校野球の名門・横浜高校（横浜市金沢区）の金子雅部長（42）、平田徹監督（36）による部員への暴言や暴力行為が告発された問題で、同校は26日、当面の間、野球部の練習と対外試合を自粛することを決めた。取材が殺到するなどして校内が混乱することを避けるための措置という。
同校では同日、対応のための会議が開かれ、取材に応じた三原馨校長代理（58）が「調べられる限り調べていく必要がある」と調査を開始したことを明らかにした。学校側は既に金子部長、平田監督への聞き取り調査を行い、27日までに3年生を含めた約70人の全部員へのヒアリングを完了させる方針という。
三原校長代理は部長、監督による説明などの詳細については「事実関係を調査中のため差し控えたい」とした。
活動自粛は当面、他校との練習試合が予定されていた29日までで、以降は未定。三原校長代理は「（自粛は）いつまでという具体的なところはまだ決められない。まずは生徒たちを守らないといけない」と話すにとどめた。
