平和願う「希望の火」あす出発 法王来日に合わせ東京へ

きょう浦上天主堂で前夜祭

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浦上天主堂での朗読に向け、思いを語る木内さん=長崎市役所

 戦争のない世界を願い、世界各地で活動を続けるNPO法人「アースキャラバン」(本部・京都市)は、一つの火に人々の平和への思いを込め、「希望の火」として掲げる活動「フレイム オブ ホープ」を始める。27日夜に長崎市の浦上天主堂で前夜祭イベントを開き、28日に長崎を出発して各地を巡る。
 アースキャラバンは3月、バチカンでローマ法王フランシスコの一般謁見(えっけん)に参列。福岡県八女市にある広島原爆の「残り火」の火種を移したランプを持参し、原爆の悲劇を繰り返さないとの願いを込め、法王に火を吹き消してもらった。
 今回は原爆の残り火に替わる「希望の火」をつくるのが目的。ギリシャ・オリンピアから長崎に贈られて保管されている「ナガサキ誓いの火」を採火し、広島や京都などを巡って祈りを込める。11月の法王来日時に東京で開かれるミサの会場に届ける。
 27日の前夜祭イベントとなるキャンドルナイトは午後7時~9時にあり、入場無料。合唱やバンド演奏などがあり、女優の木内みどりさんが広島原爆の惨禍を描いた絵本「おこりじぞう」を朗読する。26日は関係者が長崎市役所で記者会見し、木内さんは「一人一人の祈りや思いが集まって活動が形になっている。一人一人が行動し、戦争を止めないといけない」と話した。