《茨城国体》夢舞台へ準備万端 28日開幕、11日間の熱戦

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茨城国体の開幕が目前に迫り、会場を花で彩る高校生たち=26日午後、笠松運動公園、吉田雅宏撮影

令和初となる第74回国民体育大会「いきいき茨城ゆめ国体」が28日、笠松運動公園(ひたちなか市)で総合開会式が行われ、開幕する。本県での開催は45年ぶり。全国から選手と監督、役員ら約2万4千人が参加し、10月8日までの11日間にわたり35競技で熱戦を繰り広げる。総合開会式には天皇陛下も出席され、お言葉を述べる。

茨城国体には選手1万9518人、監督2889人がエントリー。本部役員・顧問も合わせ、2万3565人が参加する予定。このうち本県は47都道府県で最も多い969人の選手団となった。大会期間中は観覧者や応援団など延べ約90万人の来県者を見込んでいる。

総合開会式は午前11時から。一般の観覧者や各都道府県の選手、出演者ら計2万6千人が参加する。「いきいき茨城 漫遊記」をテーマにした踊りなどが披露されスタート。次に、本県の魅力を紹介する4章構成の式典前競技が展開される。その後、北海道を先頭に選手団が入場し、最後に本県選手団が登場する。クライマックスは炬火(きょか)入場・点火と選手宣誓。炬火台への点火者と選手宣誓を誰が務めるかに注目が集まる。

大会最大の注目は天皇杯(男女総合優勝)と皇后杯(女子総合優勝)の行方。会期前競技を終え、トップは両杯とも東京都。本県は天皇杯7位、皇后杯6位となっている。今後、熾烈(しれつ)な優勝争いを繰り広げることになりそうだ。

秋晴れとなった26日は同公園に色鮮やかな花が運び込まれ、出迎えるための会場整備が進んだ。花は県立江戸崎総合高の3年生が育てたビオラ4500株。生徒7人が縦3メートル60センチ、横5メートル40センチの板の上に、3カ月かけて丁寧に育てた花を色合いを見ながら慎重に並べ、大会マスコットキャラクター「いばラッキー」をつくった。同高3年の砂川大丸さん(17)は「自分たちが育てた花を見て選手たちに『頑張るぞ』という気持ちになってほしい」と願った。

このほか、国体のグッズや県産食材などを販売する特設会場「ラッキー広場」のテント設営や、本番に向けた音響のチェックなども行われ、開幕を迎える態勢がほぼ整った。県国体・障害者スポーツ大会局の石田奈緒子局長は「県民の皆さまに参加してもらい感謝しかない。お返しできるような良い大会にしたい」と述べた。(成田愛)