手縫い浴衣でチャリティーショー アフリカの生地活用

浴衣作りに取り組む女性たち=横浜市西区

 横浜市内の女性起業家らが「つながる」をテーマにしたチャリティーイベントを28日、同市中区のJICA横浜で開く。浴衣ファッションショーや若月流家元による盆踊りをアレンジした「盆ダンス」を全員で踊るほか、アフリカ関連の商品の販売を行う。アフリカ浴衣プロジェクト実行委員会主催。

 ショーではアフリカ各国をイメージし、現地の生地「カンガ」や「パーニュ」で仕立てた浴衣を総勢54人のモデルが披露する。浴衣のデザインから着付け、ウオーキング、司会進行などは女性起業家らが担う。披露する浴衣の一部は、企画に賛同した主婦らが手縫いで制作。当日はモデルとしてショーに参加する。

 発起人の「横濱未来堂」(同市西区)代表の菅谷久美子さんは「日本文化の象徴でもある浴衣や盆踊りを通して、人や地域、文化がつながり、交流を深めてもらいたい」と参加を呼び掛ける。ショー終了後は、会場をレストランに移し、アフリカ料理などを味わう交流会を開く。

 午後4時半開演。食事付きの交流会は同6時15分から。参加費は中学生以上食事付き3500円(当日4千円)、小学生千円、未就学児無料。イベントのみは1家族千円(当日1500円)。収益は経費を除き、途上国の妊産婦と女性を守る「JOICFP(ジョイセフ)」に寄付する。イベントの詳細・申し込みは同実行委(横濱未来堂内)電話050(5305)6153。

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