恒大が新型車設計のため世界的自動車エンジニアリング大手企業と提携

恒大が新型車設計のため世界的自動車エンジニアリング大手企業と提携

AsiaNet 80760 (1845)

【深セン(中国)2019年9月26日PRNewswire=共同通信JBN】恒大新エネルギー自動車グループ(Evergrande New Energy Automotive Group)は25日、研究開発(R&D)とフルサイズの高級車から中型、標準車まで15の新モデル設計を共同で実施する戦略的協力協定を、トップ級の世界的自動車エンジニアリング企業5社と結んだ。提携先はドイツのFEVグループ、EDAG Engineeringグループ、IVAグループ、オーストリアのAVLグループ、欧州市場のカナダ・マグナグループで、クラス最高の自動車技術を戦略的に開発する恒大グループの試みのマイルストーンとなる。

恒大グループの許家印取締役会会長が深センの恒大グループ本社で開催された調印式に出席した。FEVグループのシュテファン・ピシンガー社長兼最高経営責任者(CEO)、EDAG Engineeringグループのコジモ・デカルロCEO、IVAグループのウルリヒ・アイヒホルンCEOも、AVL Groupのヘルムート・リストCEO、Magna Europeのギュンター・アプファルターCEOとともに出席した。

協力協定に調印した各社は車台、ホワイトボディ(BIW)エンジニアリング、パワートレーン、電気工学、車両統合、内外装を含む自動車の研究、エンジニアリング、設計の世界的リーダーで、フェラーリ、ポルシェ、BMW、メルセデスベンツ、アウディ、トヨタ、フォードのような世界的自動車メーカーの車両を開発してきた。

恒大グループの許家印会長は「中国は新エネルギー自動車生産の世界的リーダーになることを目指している。協定により、恒大新エネルギー自動車グループはこの面で主力になれる」と語った。

グループは今後3~5年で新エネルギー自動車生産の世界的主要企業となり、年間生産・販売力を10年以内に500万台に増やす計画である。グループは8000人の熟練・専門技術者の採用計画も発表した。恒大はこの1年で、Koenigsegg Automotive AB(ケーニグセグ)、Hofer(ホーファー)、BENTELER(ベントラー)と、最新車両モデルに不可欠の技術開発で提携した。恒大は先進的なホイールモーター技術を入手するため、オランダのe-Tractionと英国のProteanの買収もした。

グループは新エネルギー自動車の技術と製造品質で世界をリードすることを目指している。恒大は世界の最先端製造設備と技術を利用して、初の新エネルギー車ブランド「恒馳(Hengchi)」にあらゆる部品を供給するため、中国の広州、上海、天津、瀋陽に最高仕様のスマート工場を持っている。

ソース:Evergrande New Energy Automotive Group