4年ぶりの地区優勝に向けてカージナルスが先発ローテを再編

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2019年のレギュラーシーズンも残り3日となり、全6地区のなかで唯一優勝チームが決まっていないナ・リーグ中部地区の優勝争いも大詰めを迎えた。現在、2位ブリュワーズに1ゲーム差をつけて首位に立っているカージナルスは、本拠地ブッシュ・スタジアムに宿敵・カブスを迎え、最後の3連戦を戦う予定となっている。最短での優勝決定は日本時間9月29日だが、カージナルスは好調のダコタ・ハドソンとアダム・ウェインライトを最初の2試合に起用する必勝態勢で最終決戦に臨むことになった。

日本時間9月27日が休養日だったカージナルスは、従来の先発ローテーションの順番通りにいけば、カブス3連戦の初戦にハドソン、2戦目にマイルズ・マイコラス、そして3戦目にウェインライトが先発する予定だった。しかし、マイコラスが直近7先発で2勝1敗、防御率3.67であるのに対して、ハドソンは5勝1敗、防御率2.34、ウェインライトも5勝1敗、防御率2.88と安定感のあるピッチングを続けている。その点を重視し、最短で地区優勝を決めるべく、中5日で第1戦にハドソン、通常通りの中4日で第2戦にウェインライトを起用することを決定した。

ただし、2位ブリュワーズは現在7連勝中で、直近20試合で18勝2敗という快進撃を続けており、日本時間9月29日までに地区優勝が決まらない可能性も十分にある。その場合、現時点での予定通りであれば、カブス3連戦の最終戦には中6日でマイコラスが先発することになるが、必勝を期す場合、マイコラスではなく後半戦防御率0.97を誇るジャック・フラハティを中4日で先発させることも考えられる。しかし、カージナルスは地区優勝を果たした場合、ブレーブスとの地区シリーズ初戦にフラハティを先発させる方針であり、フラハティを前倒しで起用せざるを得なくなった場合、その後の投手起用に小さくない影響を与えることになるだろう。

もちろん、地区シリーズ初戦で先発させるためにフラハティを温存した結果、地区優勝を逃してしまえば本末転倒であり、優勝争いがレギュラーシーズン最終日までもつれるようであれば、カージナルスは迷わずフラハティを先発させるはずだ。また、162試合終了時点でカージナルスとブリュワーズが同率で並んだ場合、地区優勝を決める「レギュラーシーズン163試合目」が行われるが、今季の直接対決でカージナルスが10勝9敗と勝ち越しているため、この試合が行われる場合はカージナルスの本拠地ブッシュ・スタジアムで開催されることがすでに決まっている。

勢いではブリュワーズに分があるものの、現時点で1ゲーム差をつけて首位に立っているのはカージナルスである。仮にブリュワーズがこのまま勝ち続けたとしても、カージナルスはカブス3連戦をスイープすれば、自力で地区優勝を決めることができる。ハドソン、ウェインライト、フラハティの好調トリオで4年ぶりの地区優勝を勝ち取ることができるか注目だ。