松本伊代「TVの国からキラキラ」みんなで一緒に青春 J-POP しよ! 1982年 5月21日 松本伊代のサードシングル「TVの国からキラキラ」がリリースされた日

私の青春時代は、ずばりTHE 80s!

1966年生まれなので、中一の冬休みに80年代を迎え、中学・高校・浪人・大学時代を80年代ど真ん中で過ごし、大学ラストの4年時の冬休みに80年代が終わったのです。

そして、アノ頃の思い出を頭の中からひっぱりだそうとすると、どの時代の思い出も、アノ頃流行っていたヒット曲=80s音楽とセットになっているのだから、音楽って本当に不思議だと思う。

そんな “青春時代の思い出” と、それに関連する “音楽” についてカタリベとして披露します。

時は1982年。高校一年生だった私にとって忘れられない思い出は、Mちゃんという “初めての彼女” ができた事で、その彼女との思い出以外なにも覚えていません… というくらいのめり込みました。

おつきあいをする約1年前。私は男子校に通う中学三年生、彼女は隣の女子高に通う中学二年生。通学電車の同じ車両の中で、松本伊代似の彼女と出会い、1年間、毎日同じ車両に乗り、毎日ひたすら眺め続けたという…。

だからこそ… 勇気を出して告白したとき、彼女も自分の事を意識してくれていて、実は両思いだったとわかって、おつきあいを始めたころの自分の浮うかれようは半端なかったのだ!!

そんな浮かれ気分満載の頃に耳に入ってきた思い出の曲が、彼女似の松本伊代の「TVの国からキラキラ」!!

 ねえ こんなの信じていいの
 ああ わたしは嘘だと思う
 古い少女マンガの
 まるでヒロインみたい
 いつも夢見ていたあのひとが
 わたしのこと好きらしいのよ

なんと!なんと!まじか!?
これ自分の事を歌った歌かよ!?
いや、彼女目線からの歌か!?
やばい!最高!

 夜空の星もキラキラ
 わたしの瞳キラキラ
 お花いっぱいフワフワ 飛んでいるわ
 見つめられたらキラキラ
 彼の瞳もキラキラ
 見つめかえせばドキドキ
 どうなるかしら?

うわ!自分の頭の中、完全に視されているのか!?
YES!その通り!
全てがキラキラで、お花フワフワなんだよーーー!

そして歌の中に出てくる松本伊代のセリフ

 ねえ 君ってキラキラ!?

YES!
むちゃくちゃキラキラ!!

 ともだちの顔キラキラ
 先生の顔キラキラ
 カンニングさえサラサラ
 なんだかヘン

 黒板までもキラキラ
 恋の光でキラキラ
 なにもかもがキラキラ
 もうもどれない

YES!その通り!
世界中がキラキラ!
キラキラが全てを包み込むのさーーー!

…という思い出と、思い出の曲。冷静に見るとすごくバカっぽい!? …と、友達がそんなこと言っていたような… いやいや。恋が始まった頃の究極の共感ソング。マーケティングに基づいた戦略的歌詞でしょう!だって、歌詞は同時代に、1982年「不思議、大好き。」、1983年「おいしい生活」のキャッチコピーで一躍時の人となった糸井重里さんだからね。間違いない!

糸井重里先生、筒美京平先生、松本伊代ちゃん、忘れられない青春の1ページをキラキラに彩っていただきありがとうございました!

…と、こんな誰の青春時代にもある思い出の曲を “青春 J-POP” と呼んで、コラムを書いたり、DJ をしたり、CD を作ったりしています。よかったら是非下記のイベントに遊びに来てください!

「みんなで青春 J-POP しよ!」

カタリベ: DJ BLUE

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