臭いがすごいワームを完全消臭したら釣れなくなるの?実際にやってみた 「ガルプ」や「熟成アクア」といったロックフィッシュを中心に人気の臭いがすごいワーム。この臭い、無くなってしまえば釣れなくなってしまうの?その疑問を解決すべく、今回は無臭のガルプを作成!そのワームで実際に釣りに行き検証してみました!

実際どうなの?

こんにちは。アナハゼティです。釣りやガサガサなどのアウトドアを中心に活動しています。

皆さんは「ガルプ」や「熟成アクア」といった、臭いがすごいワームを使ったことはありますか?

ロックフィッシュを中心に人気のこのワーム。すごい集魚力が期待できると謳われており、

筆者も「ここぞ!」という秘密兵器としてよくお世話になっています。

しかし、そこで気になることが1つ。

このワーム、臭いが無くなったら釣れなくなるの?

この疑問を解決するため実際に検証をしてみることにしました。

臭いを取ってみよう!

という訳で早速臭いを取ってみましょう!

今回は「ガルプ パルスワーム 4インチ」を使ってチャレンジしてみました。

開けてみると、相変わらずすごい臭いがします。これは取りがいがあるぞ‥‥‥!

まずは、洗剤につけてゴシゴシ洗ってみます。

表面を洗うと一瞬臭いは取れますが、少し時間が経つとまた臭いが出始めます。

どうやら、中にまだまだ臭いの元となる液が残っている様子。

そこで、水に浸けてじっくりと中の液を出していく作戦に変更しました。

消臭の代名詞、ファブリーズも少々加えて準備万端!

これでしばらく寝込ませみます。

そして三日後。

完成だ‥‥‥!

ガルプ特有の臭いはもう残っておらず、むしろお日様に干した洗濯物のような臭いがします。

まさかガルプを嗅いで、お母さんを思い出すことになろうとは。

とりあえず、これで消臭ガルプは完成!さっそく実釣に移りましょう!

実釣対決だ!

さて、実際に釣ってみて効果を確かめましょう。

消臭ガルプ(写真右)に加え、普通のガルプ(写真左)も用意して、

同じ条件でロックフィッシュを狙います。

ご覧ください。消臭ガルプは、水に浸け過ぎたせいで1.3倍くらいに膨張しています!(写真下)

この結果を見てもわかるのが、ガルプワームの吸水性はものすごいものでした。

まるでスポンジのような素材に、臭いの元が大量に吸い込まれていた訳です。そりゃ臭いが持続するわけですね。

実際に装着してみると、「すごい釣れそうだよ!」と自信満々のメンバーりゅう。

今回は彼に消臭ワームを担当してもらいます。

装着の際に感じたのは、膨張したせいでワームがかなり柔らかくなっていたことです。

非常に感触がいいので、魚の食いは心配なさそうですが、壊れやすくなってそうですね。

筆者(ナオサン)が普通のガルプワームを使います。

りゅうに比べ釣りの経験はまだ浅いですが、

“臭い”というアドバンテージを取ってしまえば勝負に勝つことができるのではないか。という算段です。

くっくっく‥‥‥見ていろよ。これで私の勝利は揺るぎない!

勝負開始!

早速、釣りをしてみましょう!

開始して早々、ナオサンの竿にだけ小さなアタリが連続でやってきます。

しかし、小魚のようで針に乗りません。

ナオサン

くそー!小さなアタリは沢山あるのに!

りゅう

俺はそのアタリが全然ないよ。やっぱり臭いの関係なのかなぁ

スタートダッシュは思惑通りです。魚の反応は圧倒的に臭い付きの方が多い!

ここで魚を釣って勢いに乗りたいところ‥‥‥

そんな話をしていた瞬間!

りゅう

あっ!当たった!!

無臭が釣っちゃったよ!!!

まさかのファーストヒットは無臭ガルプ!キャストしてフォールしている時にズドンとのこと。

ナオサン

何いいい!なぜそっちが先に釣れる!

りゅう

偶然だって(笑)フォールで食ったから多分臭いとか関係なしに食べてたよ。

ナオサン

ちくしょう、まあ良いさ。すぐ釣って追いつくよ。

その後

りゅう

あっ!食べてる食べてる‥‥‥
よしっ!乗った!

りゅう

やったー!2匹目釣れた!

ナオサン

よ、よく落ちる所にベッコウがいるね。

りゅう

いや、今回はシャクってたら何度も食ってきたよ!

ナオサン

ああ、そう‥‥‥

またまたその後

りゅう

やったー!3匹目だー!!

ナオサン

‥‥‥

‥‥‥‥‥‥

‥‥‥

結果発表!

どおしてだよぉおおおおお!!!

結果は3-0で無臭ガルプの圧勝という結果に。おかしい。こんなはずでは‥‥‥

臭い付きは、小さなアタリが大量にあったにも関わらず、結局乗らず。

尻尾などを突かれただけで終わりました。

結局、臭いは関係無いの? 無い方が良いの?

今回の結果を踏まえて私達なりに考えをまとめてみました。

考察

今回の検証では、臭い付きにだけ小さな魚のアタリが多くありました。

このことから、臭いは確かに集魚効果はあると考えられますが、

動きや形だけで魚は充分反応していたため、釣果を左右する結果まではいきませんでした。

キャストコースや動かし方で、熟達者のりゅうに軍配が上がった形ですね。

次回の検証をするのであれば、食いが渋い時期、警戒心の強い魚などを対象にすると、

臭いの真価が発揮できるのかもしれません。

まとめ

結果を残せず不甲斐ない思いの筆者ですが、決して臭いが影響無い訳ではございません。

ただ、臭いあるだけでポンポン釣れるようになる程、お魚さん達は甘くないよ! ってことですね。

皆さんも普段使っている道具をちょっと変化させてみると、

その性能をより詳しく知ることができるかもしれませんよ!

それではまた!

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