レッドブル・ホンダF1のフェルスタッペン、フェラーリと0.3秒差の初日首位「直線も速い。降格されても上位に浮上できる」

 2019年F1ロシアGPの金曜、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンはフリー走行1=2番手/2=1番手だった。

 FP1では25周を走行し1分34秒544、FP2では29周のなかで1分33秒162を、それぞれソフトタイヤで記録した。2番手フェラーリのシャルル・ルクレールとの差は0.335秒だった。

 今回、フェルスタッペンのマシンには最新スペック4パワーユニットの新品ICE(エンジン)が入れられた。これはシーズン5基目であり、制限基数を超えているため、金曜時点で5グリッド降格ペナルティを受けることが決まっている。

2019年F1第16戦ロシアGP マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)がFP2でトップタイム

■アストンマーティン・レッドブル・レーシング
マックス・フェルスタッペン フリー走行1=2番手/2=1番手
 今日はとてもポジティブな一日だった。どちらのタイヤを装着した時もマシンはとてもうまく機能していた。

 自分たちのプログラムに従って作業を進め、セットアップ関係の作業をたくさんこなした。その結果、いいバランスを見つけることができた。特に最終セクターがよかったが、ロングストレートがあるセクター1でも速さがあったと思う。このサーキットでは、いい感触を持っているときには最終セクターでマシンが生き生きと走る。シンガポールは(予想に反してパフォーマンスがよくないという)奇妙な週末だっただけに、今回いい初日を迎えられてよかった。

 明日(土曜)は雨になるかもしれない。そうなれば状況が変わるだろうが、ウエットコンディションでもマシンがうまく機能してくれることを願っている。

 5グリッド降格ペナルティを受けるから、当然のことながら予選を全力で戦う。でも、このコースはオーバーテイクが可能だし、速さがあれば上位まで上がってくることができるはずだ。まだ金曜で、これから皆がさらに向上していくから、予測をするのは早すぎる。でもとてもポジティブなスタートを切ることができたのは確かだよ。

(formula1.comのインタビューで語り)シンガポールで苦しんだから、何が悪かったのかを理解するための作業に取り組んだ。その結果、今のところとてもいい傾向が見られている。今回はセットアップを正しい方向で進められていると思う。

(グリッド降格に)がっかりしているということはないよ。ペナルティを受けるタイミングを決めるのは簡単ではない。シンガポールであれほど苦労すると分かっていたら、あそこで受けたかったけどね。でも降格されるのは5グリッドだけだから、それほど大変な状況ではない。

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