地元の魚で商品開発 尾鷲高 フィッシュナゲットなど販売 三重

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【フィッシュナゲットとタイの炊き込みごはんをPRする生徒たち=尾鷲市古戸野町の尾鷲高校で】

 【尾鷲】三重県尾鷲市古戸野町の県立尾鷲高校情報ビジネス科の3年生4人が、地元で水揚げされる魚を使ってフィッシュナゲットとタイの炊き込みごはんを開発した。26日に同校であった文化祭で販売した。

 東紀州地域の地場産業である水産業や林業などの活性化に取り組む、三重大学東紀州サテライト高大連携事業の一環。

 開発した商品は、熊野灘で捕れるムツのすり身を使ったフィッシュナゲットと、尾鷲産の養殖ダイを使った炊き込みごはん。若者をターゲットにしたという。

 フィッシュナゲットは、豆腐を加えたものと、豆腐と尾鷲特産のガスエビを加えた3種類を開発。熊野漁協が協力し、熊野市遊木町の加工場ですり身にしている。タイの炊き込みごはんは、シイタケ、ニンジンを混ぜ合わせた。尾鷲市林町の水産会社「尾鷲物産」直営の「おわせお魚いちばおとと」(同市古戸野町)が調理を担当している。

 授業は6月から始まった。尾鷲物産の工場などを見学し、水産業について理解を深めた。ワークショップでは消費者のニーズについて話し合ったり試作品を試食したりした。アジを使ったナゲットも考案したが、アジは魚特有の臭みがあったため、ムツを採用した。

 山口真毅(まさき)さん(17)は「魚が苦手な人でも食べられる商品。たくさんの方に食べてもらえたらうれしい」と話した。

 商品を販売してもらえるように、市内の観光施設と交渉しているという。