メクル第401号 焼きアゴ作りを体験 平戸・生月小

生月特産のアゴを焼く子どもたち=平戸市生月町

 長崎県平戸市生月(いきつき)町の市立生月小(平松紀子(ひらまつのりこ)校長、109人)の3年生22人が18日、特産のアゴ(トビウオ)を使った焼きアゴ作りを体験したり、地元の生月漁協で漁業について学んだりしました。
 地元の主要産業である水産業を知ってもらい、古里を愛する心を育てようと、同漁協の協力を得て毎年開催(かいさい)しています。
 焼きアゴ作りは町内の水産会社であり、子どもたちは串刺(くしざ)しにしたアゴを懸命(けんめい)に炭火で焼いて仕上げました。生月漁協では、ブリなどが多く水揚(みずあ)げされていることを担当者(たんとうしゃ)が紹介(しょうかい)。水産資源(しげん)を未来に残すために、漁をしてはいけない区域(くいき)や期間を設定(せってい)していることなども説明しました。
 松本琉花(まつもとるか)さん(9)は「アゴ焼きは火が少し熱かったけど楽しかった」と笑顔で振(ふ)り返り、永谷(ながたに)ジョンパトリック君(9)は「定置網(ていちあみ)の設置(せっち)の仕方が学べた。一番高い魚がマグロだと知り驚(おどろ)いた」と話しました。

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