「次は五輪1勝」ファジーカスが意欲 川崎市長に抱負

福田市長(右端)に今季の抱負を語る川崎ブレイブサンダースの選手ら=川崎市役所

 10月3日の開幕戦を前に、バスケットボール男子のBリーグに所属する川崎ブレイブサンダースの元沢伸夫社長や北卓也ゼネラルマネージャーらが27日、川崎市役所を訪れた。福田紀彦市長に今季の抱負を語るとともに、中国で開かれた男子ワールドカップ(W杯)について報告した。

 元沢社長は「スポーツを通じて街を盛り上げたい。試合以外でもいろいろな形で地域の役に立ちたいので、引き続き応援をお願いしたい」とあいさつした。

 日本代表としてW杯に出場したニック・ファジーカス選手は「(5戦全敗で)結果は残念だったが貴重な経験ができた。次は来年の東京五輪での1勝を目指したい」と報告。佐藤賢次ヘッドコーチは「優勝に向かっていい準備ができている。W杯から五輪へつながる特別な1年。バスケで川崎を盛り上げたい」と意欲を見せた。

 福田市長は「勝利にこだわるだけでなく、バスケ界全体を先導するような戦いを見せてほしい」と激励した。

 ブレイブサンダースは開幕戦で、昨シーズンのチャンピオンシップで敗れた宇都宮ブレックスと対戦する。

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