■eスポーツで熱戦
北陸最大級のeスポーツイベントで、第5世代移動通信システム(5G)を体験できる「トヤマゲーマーズデイ2019/5Gコロシアム」が28日、高岡市の高岡テクノドームを主会場に始まった。県内外から集まった大勢の愛好者や若者たちがゲーム対戦したり最先端技術に触れたりして楽しんだ。29日まで。北日本新聞社後援。
県や県eスポーツ連合などでつくる実行委員会が開いた。主会場の高岡テクノドームのほか、新川文化ホール(魚津市)、クルン高岡地下街(高岡市)にサテライト会場を設けた。
オープニングで同連合の堺谷陽平会長や石井隆一知事があいさつした。高橋正樹高岡市長と新川文化ホール会場の村椿晃魚津市長が、5G回線を使って遠隔でゲーム対戦し、会場を盛り上げた。
パズルゲーム「ぷよぷよ」や格闘ゲーム「ストリートファイター」など5種目の大会を実施。出場者は真剣な表情で画面を見つめ、巧みなコントローラーさばきでプレーした。決勝ではプロの実況が会場に響く中、白熱した戦いが繰り広げられ、大きな歓声に包まれた。
2020年に本格的な商用サービス開始が見込まれる5Gの体験ブースも大勢の人でにぎわった。5Gは高速大容量で、通信の伝達でほぼ時間のずれが生じない「低遅延」が特徴。来場者は仮想現実(VR)や拡張現実(AR)などを使ったゲームやスポーツ観戦などを通して、最先端の通信技術に触れ、利便性の高さを体感した。