【ア・リーグ】アスレチックスとレイズのワイルドカード獲得が決定

日本時間9月28日、アスレチックス、レイズ、インディアンスによる三つ巴の熾烈な争いが続いていたア・リーグのワイルドカード争いがついに決着した。ワイルドカード争いで首位に立っているアスレチックスは、インディアンスがナショナルズに敗れたことにより2年連続のワイルドカード獲得が決定。インディアンスの敗戦によりワイルドカード獲得へのマジックナンバーが「1」となったレイズは、ブルージェイズに勝利してワイルドカード獲得を決めた。

【インディアンス2-8ナショナルズ】@ナショナルズ・パーク

ワイルドカード獲得に向けて残り3試合、1つも負けたくない状況となっていたインディアンスは、ナ・リーグですでにワイルドカード獲得を決め、第1ワイルドカードの座を目指しているナショナルズと対戦。2回裏にヘラルド・パーラのタイムリーで2点を先制された直後、3回表にライアン・フラハティのタイムリー二塁打とフランシスコ・リンドーアの犠牲フライで同点に追い付いたものの、6回裏にパーラの犠牲フライ、アズドゥルバル・カブレラの2点タイムリー二塁打、トレイ・ターナーの19号2ランで大量5失点。8回裏にはパーラにダメ押しの8号ソロを浴び、2対8で完敗を喫した。この結果、アスレチックスのワイルドカード獲得が決定。快勝したナショナルズは、第1ワイルドカード獲得に向けて一歩前進した。

【レイズ6-2ブルージェイズ】@ロジャース・センター

ワイルドカード獲得へのマジックナンバーを「2」としていたレイズは、敵地ロジャース・センターでブルージェイズと対戦。3回表にトミー・ファムの21号2ランで先制し、4回表にウィリー・アダメスのタイムリーでリードを3点に広げると、7回裏にテオスカー・ヘルナンデスの24号2ランで1点差に迫られたものの、8回表にアビサイル・ガルシアのタイムリーなどで2点、9回表にオースティン・メドウズの33号ソロで1点を追加してブルージェイズを突き放し、6対2で勝利した。自軍の勝利とインディアンスの敗戦によりマジックナンバーが一気に2つ減り、2013年以来6年ぶりとなるワイルドカード獲得が決定。レギュラーシーズン残り2試合でワイルドカード・ゲームの本拠地開催権をかけ、アスレチックスと第1ワイルドカードの座を争うことになった。

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