美少女の野望は、「セフレ100人できるかな」!?

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超絶美少女の目下の目標は「セフレを100人作ること」!?

まだ15歳ながら、ひとりエッチも済ませ、妄想にふける美少女・山田の、可愛くて笑えるラブコメディが、『B型H系』です。思春期男子の3倍速のエロモード全開ながらも、空回りし続ける彼女の野望の行方を描きます。

今回は、本作の見所を結末までご紹介。下のボタンからダウンロードできるスマホアプリで読むこともできます。

『B型H系』が面白い!アニメ化もされた隠れた名作!【あらすじ】

主人公の山田は高校1年生の15歳。自他ともに認める学校イチの超美少女ですが、下の名前はわかりません。呼び名は山田で貫き通されます。そのことからも、美少女系漫画かと思いきや、それだけでない雰囲気を感じ取れる作品です。

セフレ100人を目標に掲げるエッチ大好きな山田ですが、実はまだ処女。街中でナンパされまくっても、余計なエロ妄想が働いて不安になって誘いに乗れない、実は奥手なタイプ(?)なのです。

そんな彼女が目標達成のため、最初のターゲットに決めたのが、冴えない小須田という男子。妄想しすぎで処女を捨てられなかったすえに出た結論が、処女を捨てるならイケメンより平凡な男だったのです。

しかし、いざとなるとアプローチの仕方が分からず、頭突きをするなど、なかなか進展せず……。

B型H系 1 (ヤングジャンプコミックス)

作者:さんり ようこ
出版社:集英社
出版日:2005年02月18日

性的な単語がバンバン出てくる漫画ですが、展開やキャラはほのぼのめ。アニメ化もされ、1巻から9巻まで7年も続いてきた人気作です。アニメで聞いたことがあるという人も多いのではないでしょうか。

アニメはテンポよく面白い展開で描かれていましたが、漫画では山田の感情がより繊細に描かれていて、いっそう楽しめます。

作者・さんりようこ とは

酪農みるく!(1) (講談社コミックス)

作者:さんり ようこ
出版社:講談社
出版日:2015年02月09日

作者のさんりようこは1970年生まれ。2児の母で理科の教員免許も持っています。

大学在学中の1991年頃に読切が雑誌に掲載されたものの、それ以降は同人誌や出版社に持ち込んでも成果なしだったそう。

しかし理系女子として製薬会社に在籍しながら執筆を続け、友人のツテで持ち込んだ『OLの風俗』が評価され、本格的に漫画家デビューとなりました。

4コマ漫画が中心で、これまでの作品には『初体験ガール わたしの処女、捧げます』『ひとには、言えない。』などの青年向け漫画から、『えりこクン、お茶!』『女だって時間停止できるんだからっ!』『酪農みるく!』など微エロな作品まであります。

『B型H系』は微エロのジャンルに分類される作品で、さんりようこらしい、意表をついた設定が魅力の作品です。萌え系の絵柄で描かれる、ソフトからハードまでのお色気漫画は、男女問わずおすすめできます。

『B型H系』の面白さ1:Hなのにほのぼの楽しめる

B型H系 2 (ヤングジャンプコミックス)

作者:さんり ようこ
出版社:集英社
出版日:2006年01月19日

超美少女な山田はドがつくエロさなのにちょっとおバカで、アプローチが下手な女の子です。ここぞというチャンスでモジモジして小須田とは先に進めず、読者を焦らします。

美少女ゆえのプライドや妄想のし過ぎで、うまく立ち回れない山田と、はじめはたじろぎつつも、しだいにむちゃくちゃな彼女の行動を理解しよう、受け止めようとする小須田。2人のやりとりがなかなかかみ合わないのですが、どちらもまっすぐに相手にぶつかっているため、ほっこりと温かな気持ちにさせてくれる内容です。エロ要素が入っているものの、どこか優しい気持ちでニヤニヤしながら応援したくなります。

『B型H系』の面白さ2:気軽に読める4コマ漫画!

B型H系 3 (ヤングジャンプコミックス)

作者:さんり ようこ
出版社:集英社
出版日:2006年10月19日

ストーリーは続きものですが、構成は4コマ漫画です。気軽に読めるのに密度が濃く、1冊読み切るのにじっくりと時間をかけられるため、長く楽しめる構成です。

ちょいエロかと思いきや下ネタ全開な時もあり、そんななかにも少女の純粋さが隠された、このラブコメ漫画。さまざまな要素が4コマという区切りで分かりやすく描かれているので、彼らの心情や成長をしっかりと把握できるのです。

9巻まで濃密で長い展開ですが、4コマでの区切り、ストーリー上での区切りなど、一息おけるポイントがたくさんあるので、キャラたち感情の機微などの細かいところに注目しながら読んもサクサク読み進められます。

『B型H系』の面白さ3:主人公はもちろん脇役も、イイ!

B型H系 4 (ヤングジャンプコミックス)

作者:さんり ようこ
出版社:集英社
出版日:2007年06月19日

思春期の男子高校生顔負けのエロ妄想と性欲を発揮する山田。美少女なのにエロくておバカで不器用という個性的なキャラです。さらにそんな彼女に振り回される小須田もどこまでも優しくまっすぐで、一度みたらその性格に惚れること間違いなしです。

しかし本作は主役の2人だけでなく、その他のキャラが個性的なところも魅力。彼氏いない歴15年の山田のヤバい妄想や言動に冷静に突っ込む親友・竹下や、男をやすやすと手玉に取る妹の千夏、山田と1位、2位を争う美少女にも関わらず重度のブラコン・京香など、サブキャラたちの設定も、主役を邪魔せず絶妙に面白いもの。彼らの魅力にも注目してみてください。

『B型H系』最終回の見所をネタバレ紹介!最後までほっこりな2人【9巻】

山田と同じ大学に行くと猛勉強を始めた小須田が順調に成績をあげ、そのお祝いにと、山田は女体ケーキを作ろうとするのですが……。7巻の後半で付き合い始めたものの、いつもどおりすんなりとうまくはいかないラブコメ展開がみられる9巻。

ついに2人の(?)念願が叶うときが来ます!それはもちろん、山田がずっと憧れていた、初Hです……!

9巻まで来て、中身の充実したいい男へと成長してきた小須田と、なんとか素直になろうとしている山田は、そのゴールにこぎつけられるのでしょうか?

B型H系 9 (ヤングジャンプコミックス)

作者:さんり ようこ
出版社:集英社
出版日:2011年03月18日

また、2人だけでなく、2人が付き合っていることを知った工藤は、小須田でもできるならオレでも……!と想いを寄せていた片瀬に告白。こちらの2人の様子もニヤニヤ&ほのぼのしてしまう内容なので、お見逃しなく。

最終回は、卒業式。入学当初は、ちょっとおバカだけどアプローチに必死になっている山田と、なかなか一歩踏み切れなかった小須田でしたが、卒業では彼らの成長が感じられます。ここまで見ていた読者としては感慨深いラストです。

ただの青春ものでなく、ちょっと変わった設定にクスッと笑える、変化球ラブコメ漫画です。