「生活状況に応じた避難計画を」 茨城豪雨被災の男性、真備で訴え

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事前に避難行動計画を作る重要性について話す須賀さん

 水害時の避難行動計画「マイ・タイムライン」について学ぶ講演会が28日、倉敷市真備支所(同市真備町箭田)で開かれた。鬼怒川が決壊した2015年の豪雨での被災を教訓に、全国で初めて自治会レベルでマイ・タイムラインを作成した茨城県常総市根新田町内会の須賀英雄さん(68)が、計画作りのポイントなどを話した。

 須賀さんは、豪雨の際に避難の手順が分からず、逃げ遅れが多く出た反省が計画策定の起点になったと説明。「水位の確認」「避難用車両の点検」など、避難時に個人が取るべき行動を記しているとした上で「家族構成や生活状況に応じた計画を作り、事前に確認しておくことが大切」と訴えた。

 安否確認のために「無事です」と書かれたタオルを玄関先に掲示する取り組みも紹介したほか、近所で避難を呼び掛け合う「共助」の重要性を強調した。

 被災を機に防災士の資格を取ったという真備町川辺の男性(64)は「タオルを掲げるアイデアには驚いた。すぐにできそうなことは積極的に取り入れたい」と話していた。

 講演会は国土交通省高梁川・小田川緊急治水対策河川事務所が主催。約90人が聴いた。