旅先での着回しのポイントは「代用」
なるべく少なく抑えたい旅行の際の荷物。
ショルダーバッグやリュックサックだと重いから荷物を軽くしようという意識が働くのですが、スーツケースだと感覚が麻痺しがち。
スペースが余っていると「あれも必要かも」「これも必要かも」とどんどん荷物を詰め込んでしまい、帰りにお土産が入りきらないという事態に陥ってしまいます。
できれば身軽に旅を楽しみたいですよね。
旅行の荷物で最もかさばるのが衣類。
着替えにパジャマに下着に、いつも通り洋服を入れてしまうと、それだけでスーツケースがパンパンになってしまいます。
でもだからと言って毎日同じ服というのは避けたいところ。
旅先では洋服を上手に「代用」して一人何役も働いてもらうことが大切です。
ここでは、実際にCA(キャビンアテンダント・客室乗務員)時代に実践していた旅先での洋服の着回し術をご紹介します。
シャツは優秀着回しアイテム
着回しアイテムで特に優秀なのがシャツ。
シャツはインナーにはもちろん、羽織りものとしても活用できます。
スカートにもデニムにもワンピースにも合わせることができる万能アイテムです。
一日目はワンピースの上などにシャツを羽織り、二日目はインナーとして着用すれば印象もガラリと変わります。
一日目は肌に直接触れているわけではないので、清潔感の点でも安心です。
袖を折り返したり裾の部分を結ぶなどのアレンジを楽しむことができるのも嬉しいところ。
パリッとしたタイプのシャツはたたみ皺が気になったり旅先でのメンテナンスが大変なので、皺加工のシャツやアイロンなしでカジュアルに着ることができるシャツを選ぶのがポイントです。
旅先でのパジャマはどうする?
旅先にパジャマを持っていくかどうかは悩みどころ。
私は荷物を少なくまとめるため、CA時代は基本的にパジャマを持ち歩いてはいませんでした。
しかしホテルの寝巻きに多いロングシャツタイプは、ズボンがないのでお腹周りが冷えてしまうことが気になります。
ここで役立つのがレギンス。
パジャマのズボンとして代用することができます。
ロングシャツの下にレギンスを履けば、お腹も脚もポカポカで眠ることができます。
ジャージなどのズボンを持ち歩こうとするとかさばってしまいますが、レギンスは非常にコンパクト。
ホテルにパジャマが置いてなかった!というときも、レギンスにインナー用のキャミソールやTシャツなどを着て寝ることができます。
さらにレギンスはチュニックなどの下に履いて日中も活躍してくれます。一つあると昼も夜も着回せるので、旅行の際の必須アイテムです。
インナーアイテムは「二着だけ」が基本!
下着に靴下、タイツ、キャミソールなど、意外とかさばるインナーアイテム。
直接肌に触れるものなので毎日新しいものに変えるのが基本のインナーアイテムですが、何も考えずに旅行の泊数分だけ下着を詰めてはいませんか?
CA時代には一週間にわたるフライトもありましたが、そのようなときも基本的にインナーアイテムは二着だけ。
毎晩シャワーを浴びるついでに手洗いして着回していました。
ホテルは乾燥しているので一晩あればすっかり乾燥しますし、ベッドのそばに干しておけば肌の乾燥対策にもなり一石二鳥。
長期の旅行の際にはこの技でグンと荷物を減らすことができます。CAの間でも定番の方法です。
旅行の荷物は減らせる!
いかがでしたでしょうか。
旅先では普段とは違う着回しで冒険してみるのも楽しいもの。
ぜひ工夫しながら旅先でのゴールデンスタイルを探してみてください。