Google MAPで上位に表示されるためには?

“Near me search”というトレンドをご存知でしょうか?これは近年、インターネット検索(特にアメリカを始めとする英語圏)で急激に使われるようになったフレーズで、「Pizza near me (私の近くにあるピザ屋)」や「Stores open near me now (今、私の近所で開いているお店)」などのように使われます。過去2年の間に”Near me”サーチは150%増えたことが明らかになっています。

言うまでもなく、これは位置情報検索の際に使われるワードです。アメリカにおいてはローカルのお店やビジネスを探すのにインターネット検索が最初の手段と回答した消費者は72%、うち位置情報を調べるのにGoogle MAPを利用している人は86%にのぼり、通常のGoogleサーチだけでなくGoogle MAPの検索結果の上位に表示されることはローカルビジネスの集客においてとても重要なポイントとなります。このGoogle MAPに上位表示させるための対策をMEO(Map Engine Optimization)と言い、ローカルSEO対策とも呼ばれます。

 

まずはGoogle My Businessに登録しよう

Google MAPに自分のお店の情報を表示させるためには、まずは”Google My Business“にリスティングを登録することから始めます。Google My Businessへの登録へは以下の3つのパターンがあります。

①自分で登録する

②Googleが自動で追加する

③第3者が(勝手に)登録する

気づいたら自分のお店がすでに登録されていた、ということは往々にしてありますがそれは②や③によるものです。その場合には注意が必要です。Google MAPのリスティング情報を編集するにはGoogle My Business上で編集権限を持つ必要がありますが、一度他者が編集権限を持ってしまった場合、その人から権限を付与してもらうプロセスが発生し時間が掛かる可能性があります。また悪意のある人(競合他社など)が編集権限を持ってしまった場合、嘘の情報を書かれるなど悪用される危険性もあります。そうなる前に、お店をオープンしたら速やかに登録を済ませることをおすすめします。

編集権限を得るとGoogle My Business上でいろいろな情報を入力できるようになります。入力ができる項目は業種・業態によって異なりますが、最低でも以下の項目は記載・アップロードするようにしてください。

・店名/支店名

・業種(Business Type)

・住所

・電話番号

・Webサイト(店のページない場合、SNSページを入力可)

・営業時間

・説明

・ロゴ

・写真

ウェブサイトを持っている場合、店名や住所・電話番号の記載方法はウェブサイトの情報と表記を合わせるようにしてください(St.とStreet、xxx.xxxxとxxx-xxxxなど)。これはGoogleの通常検索とGoogle MAPは連動しているため、表記方法を統一することでSEO対策につながるためです。

 

Google MAPで上位に表示させるための3つのポイント

Google検索と同様、Google MAPの表示順のアルゴリズムはオープンにされていないため、上位を獲得する確実な答えはありません。ただし、以下の3つのポイントが重要であることがさまざまなマーケティング調査から明らかになっています。

①距離:ユーザーが検索した位置から近い店舗ほど上位に表示されやすい

②キーワードとの関連性:ユーザーが検索したワードと関連性の高いものほど上位表示されやすい(“Ramen”で検索した場合、Ramen > Japanese Restaurant > Sushi Restaurant > Restaurantといった感じ)

③知名度

 

①と②に関してはお店側でコントロールできるものではありませんが、業種業態・住所・説明などを正しく入力し、ポテンシャルの高いカスタマーを逃さないようにしましょう。

努力できるのは③です。この“知名度”ですが、以下のようなものを基準にしていると推測されています。

・レビューの質と数(高評価が多いほど良い。ユーザー投稿の写真も多い方が良い)

・インターネット上での評判

メディアでの紹介や有名ブロガーの記事で取り上げられたり、個人のブログからバックリンクを貼られるなど、他のWebサイト上でMentionされることで知名度があるものと評価を得ることができます。大手の店舗が上位に表示されやすいのは必然的にネット上でのMentionが多いことによります。

 

★Googleのガイドライン違反に注意★

「レビューを投稿してくれたら〇〇をプレゼント」というキャンペーンをたまに見かけますが、Googleのガイドラインではレビューを書くことと引き換えにインセンティブを渡すことはガイドライン違反となります。明確には“インセンティブと引き換えに高評価を投稿する”ことを禁止していますが、高評価と言わなくともインセンティブを渡すのは限りなくグレーに近いので、そのようなキャンペーンはしないようにしてください。

 

“アメリカでのWebマーケティングの秘訣💡”

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