斎藤工、3年半ぶりに演じる火村英生は「普段の自分の質感と通ずる。サンシャイン池崎とは違う」

斎藤工、3年半ぶりに演じる火村英生は「普段の自分の質感と通ずる。サンシャイン池崎とは違う」

斎藤工さん＆窪田正孝さんの名コンビが3年半ぶりに復活です！ 「この犯罪は美しいか？」と殺人現場に快楽を求める犯罪学者・火村英生（斎藤）と「この犯罪はオモシロいのか？」と現場で的外れな推理を繰り返す推理作家・有栖川有栖（窪田）という親友同士が、複雑怪奇なトリックで固められた事件の真相を、世にも美しいロジックであぶり出していくドラマ「臨床犯罪学者 火村英生の推理」（日本テレビ系）。その続編が単発ドラマとして、地上波で放送＆Huluで配信されます。

2016年の放送終了後には、続編を希望する声が絶え間なく続き、なんと1万通にも及ぶはがきが届いたそうです。そして、斎藤さんはそのすべてに目を通したとか。お忙しいのに粋ですね！ 今回はその要望に応える形で実現した、ファンとの絆が生んだ復活。それを記念して、斎藤さんと脚本を手掛けられたマギーさんが登壇したファン感謝イベントが開催されました。撮影秘話などを語るトークイベントを行い、その後に試写会を行うというもの。MCを務めたマギーさんの紹介で登壇した斎藤さんには、もちろん拍手と大歓声が送られます。マギーさんの時とは比べられないほどだったので、マギーさんお気の毒。というか、マギーさんもそれを自虐的に話していました。しょうがないですよね…斎藤さん、圧倒的に格好いいんですもん！ 「マギーさんあっての火村英生です。窪田くんもそう思っています」とフォローする斎藤さんの優しさを目の当たりにし、会場に集まったファンの皆さんもさらに魅せられたことでしょう。

トークショーでは、3年半前のテレビシリーズ終了時に行われた打ち上げで「僕の母が『工はこれまでいろんな役を演じてきたけど、今のところあなたに一番ピッタリ』と言ったんです」という斎藤さんの言葉を、マギーさんが回想。斎藤さんも「僕の身近な人もそう言っていますし、普段の自分の質感と通ずるものがある」と同調し、時が経っても自然と役に戻れたということも語っていました。「サンシャイン池崎（のまね）とは違う」と会場を笑わせて盛り上げることも忘れていません。でも、池崎さんのまねは絶品ですので、個人的には今後も何度でも見たいです！ また、ドラマの公式Instagramで公開されている、斎藤さんが共演者を撮りだめた写真「火村寫眞館」をコラージュした特製パネルも公開。ドラマ撮影の合間で気を使う部分もあったようですが、「ご褒美のような時間でした」と、斎藤さんは満足げな様子でした。

観客からの質疑に応答する場面や、ファンが斎藤さんをスマホで撮影する時間が設けられるなど、ファンにはたまらないイベントになった今回。コンビを組む窪田さんからの手紙も紹介されました。代読はマギーさん。手紙では「久々にアリスになれるのか不安要素もあったのですが、工さんとセリフを交わすと怖くなるくらい自然と感覚が戻ってきました」とコンビ再結成を振り返り、斎藤さんのことは「いつも温かい目で見守ってくれるお兄ちゃん的存在。いろんな相談に乗ってもらいました」とつづっています。「あと、マギーさんの悪口とか（笑）」というのも書かれていましたが、それを読んだのは、もちろんマギーさんです（笑）。

手紙を受けて「ありがとうございます。そして（水川あさみさんとの結婚）おめでとうございます」とうれしそうだった斎藤さんも、「作品を正しい方向に導いてくれた。視点が多角的で何度も救われました」と窪田さんの存在の大きさを語っています。現場では「とにかく窪田氏を笑わせたい」と思っていたそうで、取材の収録で放送禁止用語を連呼していたそうです。もちろん、大人たちからきつい空気が流れたそうですが「あの感じが好きで、イチャイチャしていました」と撮影の合間も名コンビだったことを明かしています。

そんな2人が今回挑むのは、9月29日放送の「ABCキラー編」と放送後に配信スタートとなる前・後編ものの「狩人の悪夢編」。「ABCキラー編」では、アガサ・クリスティーの古典名作ミステリー「ABC殺人事件」の模倣犯だと疑われる事件の真相解明に、挑戦状を受け取った火村がアリスと共に立ち上がります。そして、「狩人の悪夢」では、大ヒットホラー作家・白布施正都（高嶋政伸）に招待されて訪れた“悪夢部屋”と呼ばれる場所で怪奇事件が起こります。火村とアリスの名バディがどんな活躍を見せていくのか、地上波版もHulu版もお見逃しなく！

日本テレビ担当 K・T