<ラグビーW杯>大金星「歴史に残る」 市原でもファン歓喜 アイルランド戦PV

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日本の勝利の瞬間、立ち上がって喜ぶパブリックビューイングの参加者=28日午後6時15分ごろ、市原市

 「世紀のジャイアント・キリングだ」-。ラグビーのワールドカップ日本大会、日本対アイルランド戦のパブリックビューイング(PV)が28日、市原市で行われ、優勝候補を破る歴史的大金星に会場は歓喜の渦に包まれた。

 同市更級の「夢ホール」でのPVには、130人が参加。アイルランドは市内でキャンプを行い、子どもたちと交流するなど縁のあるチームだが、この日ばかりは多くの参加者が日本代表のユニホームを着たり、応援グッズを手に、試合を中継する大型スクリーンへ声援を送った。

 後半に日本がトライを決め逆転するとボルテージは最高に。その後のチャンスには「ニッポン、ニッポン」。試合終了が刻々と迫ると「あと1分」コールに。ノーサイドの笛とともに立ち上がり、ハイタッチや万歳で喜びを分かち合った。

 ラグビーのプレー経験がある同市の会社員、久保敦志さん(58)は「世紀のジャイアント・キリング」と興奮気味。妻の陽子さん(57)も「日本中が一丸となって応援した気持ちが選手に伝わった」と感無量の様子で話した。「歴史に残る大番狂わせ」と喜んだ同市の会社員、篠恵弘さん(43)は、「最後まで日本が勝てる気はしなかった」とアイルランドの強さもたたえた。

 会場で試合を解説した、同市を拠点に活動するラグビーチーム「ヒト・コミュニケーションズ サンウルブズ」の大久保直弥ヘッドコーチは「完璧なゲーム展開。選手は自分の仕事の責任を果たした。自ら仕掛けていく姿勢が出ており、アイルランドへのプレッシャーとなった」と勝因を分析した。